株式会社ファイブスターズ アカデミー

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村上 徹

騙されないための3カ条-その1

最近、怪しげな金融商品の勧誘で、退職金などを騙し取られるケースが増えています。以前から疑問に思っていたのですが、日本の義務教育は様々な教科を教えているのに、なぜか金融の知識は教えていません。一方で、銀行預金の金利は低いままで、給料もなかなか上がらず、何とか資産運用で虎の子を増やしたいと思うのは当然の感情です。そこで、思いっきり手元のお金は増えないけれど、少なくとも怪しげな金融商品の勧誘には騙されないための知って得する3カ条を3回シリーズでお伝えしたいと思います。(これは私の資産運用関係の研修で実際に講義している内容の一部です。)第1カ条:「タダ飯はない」英語では「ノー・フリー・ランチ」と言って…

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なぜコンビニについ入ってしまうのか?

私たちは普段何気に買い物をしていますが、今まで見てきたように、そこには店側が用意したさまざまな仕掛けが隠されているのです。その最たるものがコンビニです。仕事帰りにちょっと寄っただけなのに、ついつい買い込んでしまったという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。まず、この「ちょっと寄った」というのがミソです。どこのコンビニでも、道に面した部分は大きなガラスになっています。なぜでしょうか?それは、わざと店の中を見えるようにして、中に客がいることを知らせているのです。そう言われてみると、中がまったく見えない初めての店に足を踏み入れるのは、結構勇気がいるものです。そもそも、お客様はなぜ来店するのでしょ…

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話題を変えて・・・

今まで、売り場における「販売心理学」「購買心理学」についてお話してきましたが、今回だけ少し話題を変えてみたいと思います。今回は、「日銀の利上げ見送り」について感想を述べたいと思います。18日に開かれた政策決定会合で利上げは見送られ、コールレートは0.25%に据え置かれたままとなりました。会合の前から政府が圧力をかけたとか様々な報道がされ、差し詰め「政府vs日銀」の抗争といった様相を呈していました。利上げは、日銀の独立性を勝ち取るためにするものではなく、あくまで経済状態をよい方向に導くためにするものです。そこで問題になるのが、日銀の政策決定会合の委員は、それだけの見識を持ち合わせているかというこ…

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あなたはどちら回り?

あなたは、デパートなどで初めての売り場に足を踏み入れたとき、直進しますか? それとも左手の方向に進みますか? 右手の方向ですか?空間心理学者の実験では、多くの人が左手の方向に、壁づたいに歩くようです。おそらく、心臓のある左側を守ろうとする意識が働くためと言われていますが、たしかにエレベーターのボタンも、入って左側に回り込んだ位置にあります。地下道などで自由に行きかう人々を観察すると、ほとんど左側通行です。やはり人間は、心臓のある側を無防備にさらけ出すことには抵抗があるようです。しかし、このことは、売り場づくりにとって大きな問題を生じます。なぜなら、左手の方向へ回り込んで買い物をした場合、壁面の…

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売り上げアップの秘密

スーパーのラーメン売り場に行くと、必ずメンマやチャーシューが一緒に陳列してあります。これは、「関連陳列」といって、売り上げアップの手法としてはかなりポピュラーなものです。昔、アメリカのある小売店で、毎週金曜日になると、なぜか紙オムツと缶ビールがよく売れたそうです。そこで、店主がそのふたつを並べて陳列したところ、さらに売り上げが伸びたといいます。どうやら、週給をもらって懐が暖かくなった夫が、妻に頼まれて紙オムツを買いに来たついでに、週末ということでリラックスした気分から缶ビールにも手が伸びていたようです。現在ではデータマイニングといって、コンピューターを駆使して、どの商品とどの商品が関連性がある…

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「衝動買い」の心理学

人がモノを購入するときに、「自分で自ら買うことを決めている」と思ってはいませんか?あるコンビニの棚の高さは、135cmに統一されているといいます。これは、日本の平均的な女性の、目の高さの位置にあわせた数字であります。 ここから下へ30~40cmのあたりがゴールデンゾーンといって、もっとも商品の売れる範囲であることは、どこかでお聞きになったことはあると思います。また、コンピニで、売れ筋商品である「おにぎり」の新商品をどこに置くかも重大な問題です。人間がモノを見るとき、無意識のうちに左から右へと視線を流していく傾向があります。ですから、おにぎり売り場の目の高さのど真ん中に、最高の売れ筋商品を置き、…

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ご挨拶

人がモノを購入しようと決断するとき、そこには何か科学的な法則があるのではないか?これが、私が"営業"を科学の目で分析し始めたきっかけです。以前、あるマーケティング会社の社長が「さまざまな業界のトップセールスマンに面接したところ、ある能力だけが共通してズバ抜けていた」と言っていました。その答えは意外にも『推理能力』でした。営業の現場でも、職場のコミュニケーションの現場でも、高いパフォーマンスを上げている人は、例外なく顧客や部下をよく観察しています。このマインド・リーディングこそが"説得"の第一歩と考え、コミュニケーションを科学的に理解し、体得する研修を行っています。<足立好穂からひと言>村上講師…

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東洋人と西洋人(2)

アメリカ人やカナダ人に「属性」や「好み」を質問すると、他者との違いを過度に強調する答えが返ってくるそうです。 それだけ自己顕示欲が強いのでしょう。 「自己評価尺度」を聞くと、ほぼ全員が「自分は平均より上」と答えます。 一方、東アジア人ですが、正反対に自分を低く評価する傾向があります。 「謙虚」を重視する文化の影響と捉える説もありますが、回答の匿名性が保証されている実験でも同じ結果が得られていることから、この説は否定してもいいでしょう。 「個人目標」や「立身出世」については、西洋人は関心が高いのに比べ、東アジア人はそれほどでもありません。 ニスベットは、東アジア人は個人的な成…

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チンパンジー・マネージャー

2015年10月に『チンパンジー・マネージャー』というブログを書きましたが、今回はその姉妹編です。チンパンジーはヒトに最も近い動物と言われ、「文化」、「道具利用」、「言語(シンボル操作)」、「政治」、さらには心理学の「心の理論」(2013年10月ブログで解説)などの分野で、他のどんな動物よりもヒトに近い能力を示します。しかし、残念ながらそれらの能力はいずれも萌芽的段階に留まっていて、決してヒトのレベルに達する事はありません。なぜなのでしょう?チンパンジーが乗り越えることのできない壁とは、一体何なのでしょう?それが分かれば、チンパンジーとヒトの違いもわかるはずです。動物行動学者の長谷川寿一は、と…

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