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2010年12月

テレビを見て・・・

前回、ヒトの脳として機能しているのは、前頭連合野だとお話ししました。物事を論理的に考えたり、理性的に考えたりするのは、ここの働きです。しかし、現代人はここの働きが鈍っているのかもしれません。前回、動物園のライオンは何の工夫をしなくてもエサに困らないので、前頭前野の働きが鈍くなっているとも言いました。ヒトの場合、朝から晩までテレビを見続けると、前頭連合野の働きが鈍ることがわかっています。たしかに、今のテレビは面白いですよね。どんな話題でも、いかにも興味を引くように私たちに提示してくれます。そして、解説についても、本当にわかりやすく懇切丁寧にしてくれます。テレビでは、中学生が理解できるかどうかが目…

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寒さ対策

このところの冷え込みで、つい遠出を控えて家で暖かくしてテレビを見るというライフスタイルになっています。通販のコマーシャルを見るにつけても、省エネでありながら便利であったかという品物を良く見かけます。毛布をひざにかけるだけでなく、毛布に袖をつけて上半身まで覆ってしまうものまで出てきました。また、夜寒くて寝付けない人のために、高吸湿発熱繊維を使って、発熱するパジャマが出回っています。人間はどんなに寒い冬でも睡眠中に多少なりとも汗をかくため、その水分を熱に変換してしまうという画期的なものだそうです。これは、人間が出すものは全て利用して「暖かく」するという、エコ対策抜群のパジャマですね。しかし、私にと…

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三位一体説(3)

さて、爬虫類の脳(ワニの脳)、旧哺乳類の脳(ウマの脳)についてお話してきました。今回はいよいよ最後の、新哺乳類の脳、いわゆるヒトの脳についてです。具体的には、大脳皮質、とくに理性をつかさどる前頭連合野などを指します。旧哺乳類の脳で、ようやく感情が生まれるのでしたね。ネズミの母親は自分の赤ちゃんに愛情を感じるので、食べたりしないという話をしました。でも他人のネズミの赤ちゃんには愛情を感じないので食べてしまうのです。新哺乳類の脳(ヒトの脳)になって、ようやく他人の赤ちゃんも殺さなくなります。おそらく感情に加えて、前頭連合野がつかさどる理性が働くからなのでしょう。もし前頭連合野の働きが鈍くなったらど…

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変身

先日テレビで「これは便利!」という商品を見つけました。それは、これから年末にかけて活躍する「掃除道具」で、どこの家庭にも必ず一つはあるという「ちりとり」です。普通の「ちりとり」はたくさんゴミが取れるように、取り込み口が広くなっていますが、これだと幅の狭い溝のゴミは取れません。溝の幅は平均して9センチのものが多いということで、「ちりとり」を回転させて「ちりとり」の側面からゴミが取り込めるようになっているのです。こうして細長の形にすることで、溝にすっぽりと入るようになっている優れものなのです。家の前の溝にたまった枯葉を取るのにいつも苦労している私にとっては、願ってもない便利グッズです。いつも、この…

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三位一体説(2)

前回は、爬虫類の脳(ワニの脳)についてお話しました。今回は、旧哺乳類の脳(ウマの脳)についてです。具体的には、大脳辺縁系を指します。爬虫類の脳には感情はありませんでしたが、旧哺乳類の脳になって初めて感情が生まれます。大脳辺縁系という部分は、感情をつかさどっているのです。ワニの赤ちゃんは、生まれるとすぐ、母親に食べられないために走って逃げるのでしたね。でも、ネズミの赤ちゃんは逃げ出しません。なぜなら、ネズミの母親はわが子に愛情という感情を持つので、子供を食べたりしないからです。良かったですね。でも、これはこの愛情はわが子に対してだけです。集団でネズミを飼うと、母ネズミはわが子は食べませんが、他人…

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ホスピタリティ

私の住む町の駅近くに、革製品修理専門のお店ができました。「『かばんから靴』まで、何でも修理します」のうたい文句で結構このお店、はやっているのです。そこで、昨日の日曜日、とても気に入っている爬虫類革のバッグの修理をしてもらおうと、早速修理を頼みました。私 :すみません、このお気に入りのバッグの口のところの革が   破けて中の金具が・・・ と、私が途中まで言いかけたところで・・・・店員:あ、この手の「がま口タイプ」のものは、接着剤で貼り合わせる    だけなんです。私 :そうすると、皮が縮んでいるので貼合わせたとしても、下の金具は   見えるのですね。店員:そういうことです。それしかできません。私…

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三位一体説(1)

マクリーンという学者は、人間の脳は3つの脳から成り立っているという説を唱えました。これは三位一体説というものです。①爬虫類の脳(ワニの脳)②旧哺乳類の脳(ウマの脳)③新哺乳類の脳(ヒトの脳)今回は①について説明しましょう。具体的には、大脳基底核や脳幹を指します。別名「ワニの脳」とも言われ、もっとも原始的な脳です。動物は、自分の縄張りに侵入した敵に対して、威嚇するか戦うか逃げるかの選択をします。以前、「3つのF」として説明しましたよね。たとえばこんな場面を想像してみてください。あなたが、夏の暑い日に必死で外回りをして帰ってきたら、あなたのデスクには同僚が座っていてゲラゲラ笑いながら誰かと電話して…

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指差し点呼

最近、立て続けに研修や講演が続いていますので普段履きのペタンコの靴で移動し、登壇用のハイヒールは手に持って移動することが多いのです。先日はそのお気に入りのハイヒールのかかとを修理し出来上がりを手に持って帰宅しました。何事もなく順調に家に着き、食事、就寝したのち、翌日の早朝、そういえば修理した靴の具合は?と思いたち、その靴を探したのですがどこにもありません。さて、電車で忘れたのか?いやいや、降りる際に座席を確認したけれど靴はなかった・・・しかし、家についたときには手に持っていた?・・・それは分からないけれど家には確かにないのです!そうやって、一つ一つの自分の行動を振り返ると、一点だけ、思いつくこ…

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