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2012年05月

デフレは決してあってはならないこと

前回、チョー円高は、デフレを放置したことが原因だとお話ししました。今回は、デフレの悪影響についてお話ししましょう。まずは、インフレとデフレの違いから説明しますね。インフレとは物価が上がることです。一方デフレとは、逆に物価が下がることです。お互いよく似た現象のように思えますが、経済に与える影響は天と地ほども違います。インフレは、世の中の物価が上がることです。一般にインフレは景気のいい時に起こります。もしあなたが社長だとして、インフレの時に自分の会社の製品を値上げしないで据え置いたらどうなるでしょう。当然、社員の給料も上げられません。他の会社は、製品を値上げした分、社員の給料も上げています。ですの…

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ハンバーガーで読み解く為替レート

前回、チョー円高の謎を、小学校の算数で解き明かすと予告しました。では早速はじめましょう。あまりに簡単な計算ですので、電卓も要りません。今、1ドル100円という為替水準だったと仮定します。そして、日本でもアメリカでも、同じ品質のハンバーガーが同じ価格で売られていたとします。では問題です。日本でそのハンバーガーが100円のとき、アメリカではいくらでしょうか?これはカンタン、1ドルですよね。次にその後10年間、日本ではデフレが続き、アメリカではインフレが続いたとしましょう。日本では毎年1%ずつ物価が下がり続けたとします。ザックリ言って、100円の1%、すなわち1円ずつ値下がりします。1円が10年間続…

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チョー円高の謎を解く

一時期は、1ドル70円と、とんでもないチョー円高が日本経済を苦しめていました。輸出産業がメインの日本にとっては、致命的な水準です。ある大学教授は、1ドル50円台までいくだろうと予想しています。どんなに景気が悪くなっても失業しない職業の人は、お気楽でいいなと思います。もし、本当に50円になったら、日本経済は壊滅状態になるでしょう。この教授の教え子は、ひとりも就職できないかもしれません。それでも給料がもらえる仕事はうらやましい限りですが、はたしてこういう職業が世の中のためになっているのか疑問です。それはさておき、なぜこんなにも円高が進むのでしょうか。日本の円が買われているということは、それだけ日本…

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マーケットが間違えているのか?

これまで日本の金融マーケットを、国債と株を両面から見てきましたが、両方ともきわめて異常な価格で取引されていることがお分かりいだたけましたでしょうか。日本国債は、日本が借金大魔王の国であるにも関わらずとんでもない高値で取引されていました。一方、日本株は、その会社の純資産総額を下回る株式総額で取引されていました。どちらも理論的には説明のつかない事態です。これは果たして、マーケットが間違えているのでしょうか?金融に携わる人で、「マーケットが間違えている」と断言できる人がいたらその人は大ウソつきです。なぜなら、現にそのマーケットが存在していることは否定のしようがないからです。でもご安心ください。マーケ…

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