株式会社ファイブスターズ アカデミー

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2012年11月

10勝158敗

このブログで、日銀の政策の問題点を指摘してきました。しかし、みなさんの中には、「詳しくはわからないが、日銀だって精一杯やっているはずだ。金融政策というのは複雑なので、一概に責任は問えない」とお思いの方も多いのではないかと思います。なるほどその通りです。でも、自民党の安倍総裁が、日銀に対して量的緩和を推し進めるという方針を打ち出した途端、一気に円安、株高が進みました。ということで、「詳しくはわからないが、日銀も精一杯やっているはずだ」という考えについて一度冷静に検証してみる必要がありそうです。でも、どうやって検証したらいいのでしょう。一般に、ビジネスでは目標が設定されています。日銀の目標とは何で…

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マッカラム・ルール

経済成長率には、実質成長率と名目成長率の2種類があります。実質成長率というのは、それこそ産業構造だとか、企業の成長力とかに関係します。ですので、金融経済学が頑張れる部分は限られてきます。一方、名目成長率というのは、インフレ率を加味したものですのでこれは金融経済学の守備範囲です。日本政府が、名目成長率をいくらにするかという目標を立てた場合、それが達成できるかどうかは、日銀がどの程度のマネタリーベースを供給するかにかかっています。この関係を表したのがマッカラム・ルールです。経済学を学んだ人なら誰でも知っているルールです。再三紹介している安達氏の「円高の正体」に、名目成長率が2%および4%を目指した…

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ドル/円レートを決めるものとは

前回まで、修正ソロスチャートの話をしました。もう一度おさらいしましょう。日本とアメリカにおいて、それぞれの中央銀行が銀行に供給したマネタリーベースのうち実際に貸出等に回された(すなわちブタ積みを差し引いた)部分の比率が、ドル/円レートにぴったり一致するというものでした。これは何を意味するのか考えてみましょう。以前勉強した、MV=PTという素朴な貨幣数量説を覚えていますか?6月4日のブログです。V(貨幣速度)とP(取引総量)を一定と仮定するとM(マネーサプライ)が上昇すれば、P(物価)が高くなるということでした。つまり、マネーサプライが増えれば、インフレになるのでしたね。今アメリカで、マネタリベ…

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ソロスチャート(2)

2001年以降、ソロスチャートが一致しなくなると、学者たちは、それ見たことかと大威張りでした。しかし、安達誠司氏が「円高の正体」でこの謎を解いてくれました。結論から言うと、日本ではマネタリーベースを増やしても、銀行が貸出を増やす気になれなかったのでマーケットにお金が出回らなかったのです。どういうことかと言うと、銀行は、わざわざリスクを取って貸出するよりは、利子がつかなくてもいいから、このまま日銀当座預金に放置しておこうと考えたのです。インフレになれば必ず資金需要は発生します。ですので、貸出先は山ほどあります。しかし、悲しいかな日本は、将来経済学のテキストに載るであろう程珍しい、デフレという超異…

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ソロスチャート(1)

前回、マネタリーベースのお話をしました。実はこのマネタリーベースを増やせば、円安にすることができるのです。現在は引退しましたが、ヘッジファンドと言えば知らない人がいないほど有名なあのジョージ・ソロスが提唱したチャートがあります。ソロスチャートと言って、日米のマネタリーベースの比率の動きと、ドル/円レートの動きは連動するというものです。たしかに一時期、これは魔法のように一致していました。しかし、経済学者の間ではこのチャートはすこぶる評判が悪かったのです。理由はカンタン。マネタリーベースというたった一つの要因だけで決まるほど、ドル/円レートの動きは単純ではないという主張でした。日本に関していうと、…

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