株式会社ファイブスターズ アカデミー

スーパーのラーメン売り場に行くと、必ずメンマやチャーシューが一緒に陳列してあります。これは、「関連陳列」といって、売り上げアップの手法としてはかなりポピュラーなものです。

昔、アメリカのある小売店で、毎週金曜日になると、なぜか紙オムツと缶ビールがよく売れたそうです。そこで、店主がそのふたつを並べて陳列したところ、さらに売り上げが伸びたといいます。

どうやら、週給をもらって懐が暖かくなった夫が、妻に頼まれて紙オムツを買いに来たついでに、週末ということでリラックスした気分から缶ビールにも手が伸びていたようです。

現在ではデータマイニングといって、コンピューターを駆使して、どの商品とどの商品が関連性があるのかが大規模に調べられています。
ところが、やはり商売というものは頭の使いようですね。
ある本を読んでいたら、アメリカのドラッグストアが実施している関連陳列の事例が紹介されていました。
それはなんと、紙オムツのとなりに使い捨てカメラを陳列するというものです。そして、そこに立てられたＰＯＰには、このように書かれているそうです。
「かわいい赤ちゃんのオムツ替えのシーンを、記念に１枚残しませんか？」