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2012年10月

銀行のはじまりは金細工職人

前回、信用創造について、銀行の貸出モデルをもとに解説しました。今回は、そもそも銀行業がどのようにして始まったかについて、その経緯をご説明しましょう。銀行の前身となったのは、ヨーロッパの「金(きん)細工職人」です。金細工の職人のところには、泥棒から金(きん)を守るため、立派な金庫がありました。これから先は混乱を避けるため、「金」と表記した場合は金属の「きん」を指し、お金については「現金」と表記することとします。では、お話に戻りましょう。金細工職人の家には立派な金庫がありましたが、一般の人は金庫など持っていません。そこで、金を持っている人は心配なので、金細工職人のところに行き、その立派な金庫で、一…

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信用を創造する

前回、各銀行の日銀当座預金残高を増やしてやることが、すなわちマネタリーベースを増やすことであり、大量の現ナマを供給したのと同じ効果があると書きました。今回は、その理由を説明しましょう。今、日銀がA銀行に対して供給するマネタリーベースを、1億円増やしたとします。A銀行の日銀当座預金残高は1億円増えます。A銀行の法定準備金はたっぷりありますので、これを遊ばせておいても利益は生まれません。よってA銀行は、1億円を貸し出そうとします。今、A銀行が、ある会社に1億円貸し付けたとしましょう。A銀行の帳簿には、1億円の貸出実績があったと記録されます。それはすなわち、1億円がマーケットに出回ったことを意味しま…

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マネタリーベース

このブログで「インフレにするにはマネーサプライを増やすこと」と説明してきましたが、これも経済学的には正確ではありません。マネーサプライというのは、日本中に出回っている現金通貨だけでなく、信用創造により生み出されたお金も含まれます。これを操作するとなると、膨大な量のマネーを動かす必要があります。そこで、ベースマネーとか、マネタリーベースという考え方が採られています。これは、信用創造の基となるお金をコントロールしようということです。具体的に言うと、各銀行の日銀当座預金残高に対する資金供給をコントロールすることです。なんだか難しくなってきましたね。信用創造と言う言葉については、後で説明します。まず、…

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笑い

昨日は、私の住む町で「綾戸智絵」さんの野外コンサートがありました。ジャズシンガーと言われて久しい綾戸さんですが、今年で15周年を迎えたということでした。とても50代半ばとは思えないくらい、若々しく、エネルギッシュな方でした。素晴らしいその歌声だけでなく、彼女の大阪弁の語りにすっかり巻き込まれた1時間でした。講師として特に特筆すべきは、彼女の語りにあるさりげない「笑い」です。市中の神社の境内に特設された会場で、熱唱の途中「カァ~カァ~」とカラスの鳴き声が入ってしまったのですが、それを綾戸さんは、とっさに歌詞の中に取り入れ、自分も「カァ~カァ~」と鳴きながら「カラスも一緒に歌ってくれますがな」と。…

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予想インフレ率

今まで、このブログでは「日銀はインフレを実現することが重要」と書いてきましたが、もっと正確に言いましょう。「インフレを実現する」ことではなく「人々がこれからインフレになると予想する」ような雰囲気を実現することです。経済学的には、「予想インフレ率」という考え方があります。ご説明しましょう。経済学のテキストをひも解くと、予想インフレ率とは以下のように定義されています。(予想インフレ率)=(普通国債の利回り)―(インフレ連動債の利回り)まず、インフレ連動債の説明をしましょう。普通国債というのは、利回りが決まっています。ですので、満期(=償還)までの間に高いインフレ率になってしまうと、資産運用としては…

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夏の終わりに

暑い暑いと汗をかきながら新橋の事務所まで通勤したのがウソのように、周りはすっかり「秋模様」となっています。私の大好きな「スイカ」の代わりに「ナシ」が、「冷し中華」の代わりに「うどんすき」が、「アイスコーヒー」の代わりに「ホット」が、食卓に上るようになりました。ところが、これから「食欲の秋」に突入しようかという矢先に「胃痛」に見舞われました。ここ何十年かは、何を食べても「胃痛」になることなんてなかったのに!です。まさに、盤石を誇っていた私の「胃」になにが?という不安に駆られたのは事実です。そのため、昨晩は「夕食」をひかえて、まんじりともせず秋の夜長を過ごしました。「元気」だけが取り柄の私も、さす…

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