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2015年07月

リトマス試験紙

売り上げがなかなか伸びません。一方で原材料費のコストはあがるばかり。しかし、製品価格を値上げする訳にもいかず、泣く泣く利益を削って対応しています。この状態が続くと、会社が潰れてしまうのではないかと、とても心配です・・・。多くの中小企業が抱えている悩みです。アベノミクスのおかげで、少しは景気が持ち直したとは言え、その恩恵を受けているのは大企業ばかり。中小企業にとっては、相変わらず気の抜けない状態が続いています。この先、会社が存続できるかどうかは、社長だけでなく社員だって心配なはず。以前、経営コンサルタントと話した時、会社が存続できるかどうか、瞬時にわかるリトマス試験紙があると聞きました。それは、…

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炎える母

40年以上、あえて読むことを避け続けてきました。理由は、あまりに凄惨な詩だからです。宗左近の『炎える母』は、たったひとつのテーマ、すなわち母親が生きたまま焼き殺されるというテーマで貫かれた、300ページにも及ぶ長編詩集です。敗戦が、誰の目にも明らかだった1945年3月10日。連合軍がこの日決行したミーティングハウス2号作戦は、それまでの東京空襲とは違い、極めて低い高度から大量の焼夷弾を投下するというものでした。わざわざ風の強いこの日を選び、しかも木造家屋が密集する下町をターゲットにしたのは、明らかに火災の延焼効果を狙ったものでした。作戦はものの見事に的中し、東京は見渡す限りの焼け野原となります…

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パワハラ考

ついこの間まで「セクハラ」対応で大騒ぎしていた職場マネジメントが、今度は「パワハラ」問題に振り回されています。遅刻した新入社員を怒ったら、「課長、それってパワハラですよね」と反撃され、すっかり及び腰になってしまった管理職もいます。その上、最近は「マタハラ」や「スメハラ」などの新種も出現し、管理職にとって職場は、さながら“地雷原”の様相を呈してきました。しかし、一体どこからパワハラになってしまうのか、その境界線は誰に聞いてもはっきりしません。厚労省のワーキンググループによれば、パワハラは以下のように定義されています。「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、…

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ビジョンとミッション

数年前のこと、ある人から勧められた本の表紙を見て、ちょっと困惑してしまいました。『英国海兵隊に学ぶ最強組織のつくり方』とあったからです。いまどき軍隊なのかな、と思う私の心を見透かしたように、その人は言います。「昔は作戦本部の命令に絶対服従でしたが、今はほとんどの決定権は現場の士官に委ねられているそうです」半信半疑でしたが、読んでみて本当に驚きました。今、ビジネスの現場で、とても曖昧になっていることが、実に明確に整理されていたからです。それは、ビジョンとミッションの違いです。管理職にビジョンを語らせると、多くの人が「今年度の予算を達成する」とか、「今のプロジェクトを成功させる」ことと答えます。し…

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瞬間湯沸器

あなたの会社に、“瞬間湯沸器”はいませんか?まあ、“瞬間”とまではいかなくても怒りっぽい人や、よく怒鳴る人は結構いるものです。私も昔はそうでした。その頃の言い訳はいつも、「俺って短気だから」でした。確かに気が長い方ではありませんが、本当に性格の問題なのでしょうか?ちょっと検証してみましょう。論理構成はこうなります。「短気」という性格が、「カッとなる」という感情を引き起こし、さらにその感情が「怒鳴る」という行動を引き起こす。つまり、性格(短気)→感情(カッとなる)→行動(怒鳴る)という連鎖です。一見説得力があるように思えますが、本当でしょうか?最近ブームになっているアドラー心理学では、この仮説は…

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