株式会社ファイブスターズ アカデミー

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5☆s 講師ブログ

孫のかわいさ順位  

孫は、息子の子どもでも娘の子どもでも、またその孫が男の子でも女の子でも、みんな「かわいい」。 実は、それは大きな間違いです。 知らず知らずのうちに依怙贔屓しているのです。 断っておきますが、これは個人の感想ではありませんよ。 れっきとした遺伝子に関する研究論文です。 ちなみに依怙贔屓するのは、祖父ではなく祖母の方です。 なぜ祖母に関する研究かというと、一時期「おばあさん仮説」が流行ったときに発表された論文だからです。 「おばあさん仮説」とは、祖母がなぜ生きているかということを解き明かした画期的な説です。 一般に、動物界では子どもが一人前に育って、自分がもう子ども…

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ドリトル先生は切り裂き魔(2)

「ハンテリアン博物館」の収蔵品の中にある、実に奇妙な展示品とは、鶏のトサカに人間の歯を埋め込んだものです。 そうです。 ハンターは移植実験を行っていたのです。 ハンターのチャレンジは移植実験に留まらず、電気による蘇生術や人工受精、さらには腎臓結石や動脈瘤の除去手術といった、現代医学の先駆けといってもよいものばかり。 ハンターを突き動かしていたのは、人の命を救いたいという使命感などではなく、純粋に未知の分野を解き明かしたいという衝動でした。 時として、新しい時代を切り開く原動力は、崇高な志などではなく、狂気にも似た好奇心であったりするものです。 異端児ゆえに伝統や因習に捕らわ…

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ドリトル先生は切り裂き魔(1)

イギリス出身のアメリカ人作家ヒュー・ロフティングの代表作『ドリトル先生』は、動物の言葉を話せる獣医が世界中を旅する物語。 そのモデルとなった人物は、ロンドン郊外の広大な屋敷で、確かにドリトル先生同様多くの動物たちと暮らしていました。 しかし、彼にはもう一つ別の顔がありました。 それは、身の毛もよだつほど猟奇的な、解剖学者としての顔です。 生涯で解剖した遺体の数は数千体に及びますが、「切り裂き魔」と呼ばれた理由はそのことだけではありません。 遺体の中には、墓を掘り起こして手に入れたものが多数あったからです。 この男をモデルにした小説がもう一つあるのですが、その題名を聞くと男の…

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気持ちの受け止め方

私には、十年程前から見ている大好きなリアリティ番組があります。 題して「アメリカン アイドル」という勝ち抜きの歌番組です。 アメリカ全土から「我こそは」と思うツワモノが集まり、 度重なる審査をかいくぐり本選に臨み、審査員と視聴者の投票で グランプリを目指すという番組です。 この番組で秀逸なのは、候補者の歌はもちろんですが、アメリカの ショービジネスを代表する3人の審査員のコメントが素晴らしいのです。 各候補者が全身全霊をかけて歌い上げたステージに対するコメントは、 素人の私でも「なるほど!」と思わせるほど、鋭く的確なのですが、 それ以上に、歌手がその歌に込めている…

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交換日記

海上自衛隊の「人格教育」はわかりましたが、日常の指導はどのように行われているのでしょうか。 体育会系らしく、スパルタ式なのでしょうか。 自衛隊員が共有すべきヴィジョンや行動指針は、自衛隊法に定める「服務の宣誓」に明記されています。 「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し」から始まり、途中「事に臨んでは危険を顧みず」という文言を挟み、最後は「もって国民の負託にこたえることを誓います」で締めくくられています。 いかにも自衛隊らしい、実に勇ましい内容ですよね。 ところが、この宣誓の中に、軍事組織としては少し違和感のある文言が入っています。 それは、「人格を尊重し」と…

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巷には、無類のお花好きがいます。 私の友人は、お花と聞くとすぐに切り花、鉢植えにして家の周りから 部屋の中まで、お花畑のようにしています。 本人曰く、 「お花のエネルギーをもらって、何となく毎日が生き生き楽しいの」 とのことでした。 だから、この友人にはお花のプレゼントが一番なので、贈り物に 悩むということはありません。 私は?と言えば、お花は嫌いではありませんが、プレゼントに お花をもらうのは、あまり好きではありません。 というのも、切り花であれ、植木鉢であれ、もらった後の世話が 大変なのと、切り花は最後に枯れた姿が何とも哀れで…。 ただし、頂…

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人格教育

前回に引き続き、海上自衛隊のお話です。 海上自衛隊では、どんなに有能な幹部候補生でも、人格に問題がある場合は絶対に出世させないそうです。 では、その人格教育とは、一体どのようにして行われているのでしょう。 防衛大学校では、第8期生と第9期生が作った「学生綱領」というものが、今でも受け継がれています。 そこには、防大生が身につけるべき資質は以下の3つであると書かれています。 「廉恥(れんち)」、「真勇(しんゆう)」、「礼節(れいせつ)」。 「廉恥」とは破廉恥の反対語で、恥ずかしい行動をとってはいけないとか、恥を恐れて卑怯な真似をしてはいけないという意味です。 「真勇」と…

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研修と料理

研修の内容を考える時、まったく料理と同じであると感じます。 相手が何を食べたいのか?を考えながら、食べた後に「おいしかった!」 「満足!」という感動を提供できるように、食材、料理法を考えながら 斬新な料理をイメージして作ります。 研修も同様、受講者の属性と顧客が何を望んでいるのか?を勘案しながら、 受講者に合わせて内容を作り込みます。 所々、こんなことやるの?と驚かれるようなゲームや手法を取り入れて、 退屈させず楽しませつつ、でも要所要所は厳しく引き締めながら、 「受けてよかった」の満足のご提供を目指すわけです。 いみじくも、以前とある老舗ホテルの総料理長の方…

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「了解」と「待て」(2)

1942年6月、アメリカ軍が占領するミッドウェー島の攻略を目指した日本海軍の空母機動部隊は、「赤城」、「加賀」、「蒼龍」、「飛龍」の主力空母4隻を擁する精鋭部隊。 迎え撃つアメリカ軍の戦力は、空母機動部隊と島内の基地航空部隊。 両軍の戦力から見て、誰もが日本海軍の圧勝を予想していました。 ところが、南雲忠一中将の指揮ミスが予想外の結果をもたらします。 そもそも、山本五十六元帥からの命令自体が、やや曖昧なものでした。 その命令とは、「ミッドウェー島の攻略」と「米空母機動部隊の壊滅」。 つまり、2つの命令が優先順位がはっきりしないまま伝えられていたのです。 南雲はまず、偵察機…

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数字の威力

毎年、自分の年齢が増えていくことにある種の寂しさを感じています。 寂しさというのは、若い頃のようにあれもこれもと色々取り組むことが 体力的に難しくなっていることに加え、今、元気であってもいつどうなるか 分からないという健康上の不安がつきまとうというということです。 でも、最近とても心地よい言葉を耳にしました。 「年齢は単なる数字に過ぎない」 そう、数字は揺るぎないデータとして、私たちに強く語り掛けます。 特に、自分の年齢はどうやってもごまかせませんし、どんなに 若造りしようが年齢は偽れません。 しかしこの言葉には、それを逆手に取って、揺るぎない数字である年…

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