株式会社ファイブスターズ アカデミー

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5☆s 講師ブログ

信念の歴史

昔々ある牛飼いが、エジンバラの市場に牛を卸しに行く途中の草原で、沢山の牛を休ませていました。そこは程よく草が生い茂り、牛にとっても牛飼いにとっても実にありがたい休憩場所でした。ある時、眼下にスペイ川を望む、その「緑の草の生い茂る谷間」が売りに出されていることを知り、牛飼いは迷わず買い取ることを決めます。ところが、この広大な草地には、ある「おまけ」がついていました。その「おまけ」こそ、『グレンファークラス』の蒸留所だったのです。その牛飼い、ジョン・グラントは結構な呑ん兵衛だったらしく、それ以来牛飼いよりもウィスキー造りの方が本業になってしまいます。記録上は1836年の創業となっていますが、ジョン…

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求めている「何か」

青森県にある恐山菩提寺の院代、南直哉(じきさい)のもとには様々な人が悩みの相談に訪れます。ある女性が「結局、私は心安らかな毎日がほしいだけなんです」と言うので、南は「それはどういう毎日ですか?」と尋ねました。「朝7時に起きて、ゆっくりお茶を飲んで、朝食をちゃんととって・・・」「では、何時に起きているんですか?」「8時にしか起きられないんです」これは簡単に解決できるだろうと早起きを提案すると、「寝るのが遅いので睡眠時間は削れない」と反論してきます。それなら早く仕事を終わらせたらと水を向けると、「時給制なので収入が減ってしまう」と細かな計算が始まってしまいました。南によれば、これは自分が何を求めて…

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汚い言葉が効果的

誤ってカナヅチで自分の指を叩いてしまった時、なぜか人は「クソッ!」などという汚い言葉を発してしまいます。思わず口にする侮蔑語は、もしかしたらフラストレーションのはけ口になっているのかも?そんな考えが浮かんだのは、キール大学のリチャード・スティーヴンス。それを検証する実験手法を検討していた頃、ちょうど流行していたのが「アイスバケツ・チャレンジ」でした。氷水の入ったバケツを頭から被るという、あれです。スティーヴンスはこれを少しアレンジして、悪態をつきながら氷水の入ったバケツに手を浸してもらうという実験を思いつきました。時間は最長5分間。結果はと言うと、侮蔑的な言葉を何度も口にしながら氷水に手を浸し…

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百( )は一( )に如かず

「百( )は一( )に如かず」という穴埋め問題が出されたら、答えは当然「百(聞)は一(見)に如かず」ですよね。この諺は中国の二十四史の一つ、「漢書」(かんじょ)という歴史書に書かれているものだそうです。百人の話を聞くよりも、自分の目で事実を確かめることの方が大事である。会社でもそうですよね。現場で何が起こっているのかを知りたければ、大勢の部下から報告を聞くよりも、自ら現場に足を運んで自分の目で確認した方が早いはず。この諺に異論のある人はいないだろうと思っていたら、「見るだけでよいのか?」という疑問を呈する人が現れました。中国では、後世の人々が様々な続きの諺を創作しているそうです。まず最初は、「…

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なんでもかんでも

なんでもかんでも、スマホ!なんでもかんでも、AI!世の中なんでもかんでも…と、つい言いたくなるくらい何もかもが、スマホ中心の生活になり、AI化していく様に、私の年代になるとついていくのが大変です。最近ではAIによって、生き残る仕事・消える仕事などとかまびすしくネットで取り上げられています。私がやっている「講師」はどうなのか?と、ネットで検索すると「講師」という文言はあまり見かけませんでしたが、「塾の講師」となると、難問の解き方は、過去のデータを基にしたAIのほうが的確に説明できるとのことで、なくなる可能性が高いとのことでした。しかし一方では、小学校の教員はなくならない職業にランクインしていまし…

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ムダな仕事

今年の春、大手時計メーカーがネットを使って、2017年度の新入社員400人(男女各200人)に意識調査を行った結果が発表されていました。その中に「新入社員が『時間のムダ』だと思った仕事」という項目があります。もしかしたら、時短のヒントが見つかるかもしれませんのでトップ5を紹介します。ちなみに、2位と4位は同率で二つずつあります。1位.朝礼・・・15.3%2位.ちょっとした打ち合わせ・・・13.8%2位.お茶くみ・・・13.8%4位.社内会議・・・11.5%4位.業務報告書作成・・・11.5%まずはトップの「朝礼」から見ていきましょう。朝礼を意味がないこととは思いませんが、マンネリ化してしまって…

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物流危機

少し前まで、郵便物や荷物を送るとなると先方に届くまで 2日程かかるのが当たり前でしたが、今では地方でない限り 翌日配送が当たり前となりました。 また、ネットショッピングで購入すると、直ぐに自宅に商品が 届きます。時には、その日のうちに…なんてこともあります。 私達は、この便利さを当たり前と思っていますが、実は この配送システム、現在すでにパンク状態であるとのことです。 考えてみれば、この便利さの陰には日夜トラックを飛ばし搬送する 人たちがいるわけですから、扱う物品が多くなればなるほど、 トラックと運転手が不足するのは明らかです。 この物流に危機感を持ったある…

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甘い砂糖の苦い黒歴史(2)

「スイカ」が黒人に対する差別用語だった1962年、ジャズ界に転機が訪れます。 弱冠22才のピアニストが、ブルーノートから『テイキン・オフ』という初のリーダーアルバムをリリースしました。 男の名はハービー・ハンコック。 あの名曲『ウォーターメロン・マン』の登場です。 子供の頃耳にしたスイカ売りの声をモチーフにしたという、ファンキーな香り漂うゴキゲンなメロディーは、黒人たちの心の奥深くに刻まれた甘美な記憶を激しく揺さぶりました。 世紀の大ヒットの陰には、甘味に纏わる人種差別という黒歴史があったわけです。 ところでこのスイカ売り、意外な…

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細部へのこだわり

今、何かと話題のZOZOスーツの発案者である前澤友作社長ですが、 その一代記をTV番組で初めて見ました。 漏れ聞こえてくる「遊び人」という噂とは裏腹に、ビジネスに臨む 姿勢は厳しく「スーパービジネスパーソン」であると感じました。 (だからこそ、ここまで成功したのだと思います) そして、現在日本中で取沙汰されている「働き方改革」を何年も前から 実践している「自由人」であるとも感じました。 番組中、当の社長の語録は色々ありましたが、私が気に入ったのは: 「神は細部に宿る」という言葉です。 ZOZOスーツで出来上がった個別採寸のシャツをお客様に発送する段になり …

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甘い砂糖の苦い黒歴史(1)

今ではダイエットの大敵とされる砂糖ですが、人類にとっては長い間、なかなか手に入らない憧れの品でした。現代ほど簡単に砂糖を入手できる時代は、人類史上初めてのことなのです。そんな甘い甘い砂糖には、想像を絶するような苦い苦い黒歴史があります。実は、黒人に対する人種差別に関しても、砂糖は一役買っているのです。ヨーロッパ人が最初に砂糖の味を知ったのは、紀元前4世紀にまで遡ります。インド西部に遠征したアレクサンドロス大王は、サトウキビという奇妙な植物を目にします。そして、それから抽出した結晶を口にしたとき、信じられないほどの甘さに腰を抜かしました。当時の最先端医学であるイスラム医学では、砂糖は万能薬と考え…

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