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ドリトル先生は切り裂き魔(1)

イギリス出身のアメリカ人作家ヒュー・ロフティングの代表作『ドリトル先生』は、動物の言葉を話せる獣医が世界中を旅する物語。 そのモデルとなった人物は、ロンドン郊外の広大な屋敷で、確かにドリトル先生同様多くの動物たちと暮らしていました。 しかし、彼にはもう一つ別の顔がありました。 それは、身の毛もよだつほど猟奇的な、解剖学者としての顔です。 生涯で解剖した遺体の数は数千体に及びますが、「切り裂き魔」と呼ばれた理由はそのことだけではありません。 遺体の中には、墓を掘り起こして手に入れたものが多数あったからです。 この男をモデルにした小説がもう一つあるのですが、その題名を聞くと男の…

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悲運のヒバリ

十分な実力があるにもかかわらず、なぜか売れない悲運のジャズ・ミュージシャンは枚挙に暇がありませんが、特にピアニストに多いような気がします。 エルモ・ホープが、やっとのことでブルーノートからデビューを果たしたのは1953年。 幼なじみのバド・パウエルが、デビュー作にして代表作の『ジ・アメイジング・バド・パウエル』を最初に吹き込んだのが1949年8月ですから、あまりにも遅咲きなピアニスト人生でした。 派手さに欠けるスタイルが「没個性」と評価されたのか、世間の注目を集めることもなく、最期はこの時代のお約束の麻薬の過剰摂取で43歳の生涯を閉じました。 その点フィニアス・ニューボーンJr…

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社畜の列

台風や地震で電車がストップすると、運転の再開を待つサラリーマンが駅前に長蛇の列を作ります。 ネットでは「社畜」と揶揄されていますが、私たちは「雨が降ろうが槍が降ろうが出社しろ!」と、教えられた世代です。 だから、万難を排して出社するのは当たり前だと思っていました。 でも、最近はこんな疑問を感じるのです。 「万難を排して会社に行って、一体何をするの?」 昔は、とにかく会社に行くことが重要でした。 その日に終わらせなければならない仕事などなくても、とにかく会社に行かなければならなかったのです。 ところが、最近はテレワークを導入する会社が増え、仕事はどこでもできる時代になりつつ…

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定年後指南書(2)

輝子が恐る恐る読んだ父親の日記には、意外なことが書かれていました。 順風満帆に見えたサラリーマン人生でしたが、本人はかなり早い時期から銀行マンという職業は性に合わないと感じていたというのです。 彼の唯一の趣味は写真を撮ることでしたが、日記にはこの分野の賞を何度も取ったことや、アメリカのカメラ雑誌に作品が掲載されたことなどが書かれていました。 大手のフィルムメーカーから2回も招聘を受けますが、断ってしまいます。 2回目は「重役の椅子を用意する」とまで言われたのに・・・。 断りを入れた日のそれぞれのページには、全く同じ言葉が記されていました。 「我、妻子さえいなければ・・・」 …

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東洋人と西洋人(2)

アメリカ人やカナダ人に「属性」や「好み」を質問すると、他者との違いを過度に強調する答えが返ってくるそうです。 それだけ自己顕示欲が強いのでしょう。 「自己評価尺度」を聞くと、ほぼ全員が「自分は平均より上」と答えます。 一方、東アジア人ですが、正反対に自分を低く評価する傾向があります。 「謙虚」を重視する文化の影響と捉える説もありますが、回答の匿名性が保証されている実験でも同じ結果が得られていることから、この説は否定してもいいでしょう。 「個人目標」や「立身出世」については、西洋人は関心が高いのに比べ、東アジア人はそれほどでもありません。 ニスベットは、東アジア人は個人的な成…

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