株式会社ファイブスターズ アカデミー

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5☆s 講師ブログ

「了解」と「待て」(1)

マネージャーに必要とされる能力のひとつに、「リーダーシップ」があります。 一般に「リーダーシップ」というと、組織の先頭に立って素早く的確な判断を下し、メンバーを鼓舞しながら、組織を成功に導く人物像を思い描いてしまいがち。 早い話が、軍事組織の指揮官のイメージです。 ところが、意外にも軍事組織が理想とするリーダー像は全く逆で、一方的に命令を下すだけの指揮官は最低なのだそうです。 まず、軍事組織における「リーダーシップ」と「マネジメント」の言葉の定義からみてみましょう。 「リーダーシップ」は「統率(Lead)」、「マネジメント」は「指揮(Conduct)」と表現するそうです。 …

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AIに打ち勝つ

趣味として書道の「小筆」を数年間習っていました。 しかし、どうにもお手本通りに書かなくてはいけないことに、 堅苦しさを感じて、辞めた記憶があります。 その後、自由に筆を扱えるということで日本画に転じて 10年ほど著名な先生に弟子入りし、抽象画に挑戦しました。 抽象画は、自分が思ったことを色と形で表現できるため 本当に楽しく、「自由」というものを体感しました。 先日、私と同じ感覚を持っている人と出会いました! というより、テレビ番組を見ました。 書道家の武田双雲さんです。 「字が上手か下手かなんてことは関係なく、書きたいように書く」 という彼の言葉に、「…

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病気の意味

この年になると、病気で入院したり手術する友人の話をよく聞きます。 私自身も医師から塩分制限を言い渡されて、食事には結構不自由しています。 大盛りラーメンを腹いっぱい食べられたらどんなに幸せでしょう。 今となっては叶わぬ夢です。 日野原重明は、言わずと知れた聖路加国際病院の元院長。 105歳で亡くなる直前まで、元気に医療や執筆活動をしていたことでも有名です。 また、京都帝国大学医学部に、現役で合格した秀才でもあります。 如何にもエリート医師街道まっしぐらというイメージがありますが、実はスタート時点で大きな挫折を味わっていました。 大学入学後間もなく結核を患い、療養生活を余儀な…

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今 何をやるのか?

以前、86歳の女性が短期英語留学をしている話を聞きました。 20年ほど前の海外旅行が発端となり、英語を学び始めたそうです。 そして、80歳の時に英語学校の講師がオーストラリアに帰国したのを機に その国の英語学校に留学したのが始まりとか。 すごくいいなと思ったのが、期間が僅か2か月という点です。 ちょっとした旅行気分と学習気分を味わうのには、程よい長さです。 この女性は、今度はアメリカに留学すると息巻いているそうです。 そして、「勢いのあるうちにしたいことをしたい。大切なのは 昔でなく、今でしょ」というなんとも力強い言葉には、「仰せの通り」 と言うしかありません。 …

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六花亭

どこの会社でも、よほど景気が悪くない限り、前年を上回る「売上数字」の目標を立てます。 みんな、少しでも会社を大きくしたいからです。 中には、「売上数字」の達成ノルマがいつの間にか絶対化してしまい、コンプライアンスに抵触しかねない事態が発生している会社もあります。 ところが、従業員が1,300名を超える大企業であるにも関わらず、「売上数字」の目標を一切設定せず、規模の拡大も目指さないという会社があります。 帯広に本社を置く六花亭製菓は、1933年創業の老舗。 この会社には、「売上数字」に代わる明確な目標があります。 それは「客数を増やすこと」です。 この目標を全従業員に徹底…

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悲運のヒバリ

十分な実力があるにもかかわらず、なぜか売れない悲運のジャズ・ミュージシャンは枚挙に暇がありませんが、特にピアニストに多いような気がします。 エルモ・ホープが、やっとのことでブルーノートからデビューを果たしたのは1953年。 幼なじみのバド・パウエルが、デビュー作にして代表作の『ジ・アメイジング・バド・パウエル』を最初に吹き込んだのが1949年8月ですから、あまりにも遅咲きなピアニスト人生でした。 派手さに欠けるスタイルが「没個性」と評価されたのか、世間の注目を集めることもなく、最期はこの時代のお約束の麻薬の過剰摂取で43歳の生涯を閉じました。 その点フィニアス・ニューボーンJr…

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にぎやかな世界

先日、「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち」という NHKの番組がイタリア賞を取ったとのニュースがありました。 手話だけで授業を行うろう学校を舞台に、子どもたちが生き生きと生活する 日常を描いた番組とのことでした。(オンデマンドで見られるかしら?) 私が「え?」と心ひかれたのは、この番組のタイトルです。 「静かで、にぎやかな世界」とは、なんてドンピシャなタイトルでしょう! 思い返せば今から20年ほど前、私は手話を2年間学んでいました。 その時実際に聴覚障がいの人たちと親しく交流して、手話をかなり鍛えた ものです。 その時、私が感じたのがまさにこの「…

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金メダル

来年は東京オリンピックイヤーです。 研修業界としては、その時期は多分研修実施は見込めないと思われ ますので、今からその穴埋めをどうするかで、頭を悩ませています。 そんな研修業界の憂いをよそに、オリンピックの準備は着々と 進んでいます。 オリンピックと言えば、多くのアスリートが「金メダル」を 目指します。国としても「メダルの数」をこれでもか!とばかりに 競い合います。 その中でも、特に日本のお家芸と言われるスポーツでは、選手も周りも 「金」以外は認めない風潮があるため、「金メダル」へのプレッシャーは 計り知れないと思います。 選手のひたむきな姿に悲壮感が漂い…

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狂暴な番犬

サミュエル・ウィルバーフォース主教が長い演説の締めくくりに、討論相手に対する決定的な質問を発したとたん、会場は爆笑と拍手喝采に包まれました。 と同時に、熱心なキリスト教信者たちは、忌々しい進化論者に対して完全に勝利したことを確信したのです。 時は1860年6月30日。 チャールズ・ダーウィンの『種の起源』が刊行された翌年のことです。 人間はサルから進化したというダーウィンの主張は、キリスト教信者たちにとって、絶対に認めることのできない「邪教」そのものでした。 この日、オックスフォードの博物館で行われた、イギリス科学振興協会主催の会合は異常なまでの人気を呼び、詰めかけたキリスト…

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第二の人生

現在、シニア社員の研修を担当することが多くなりました。 その中では、「人生100歳時代」なんていう言葉が当たり前のように 飛び交っていますが、「人生100歳時代」と一言で言うには、 余りに長い人生だと最近痛感します。 そんな長い人生を見据えてか、先日、テレビで、定年前と全く異なる 人生を歩みだした男性を取りあげていました。 外資系コンピューター会社を退職し、現在は保育士の補助をしていて、 孫のような子供たちから「じじ先生」と呼ばれている男性のお話でした。 ご自身は、現役時代は高度成長期で自分の子供と触れ合うことが なかったため、成人した息子さんから「子供の時、親父…

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