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5☆s 講師ブログ

コロナと戦争(1)

今回のコロナショックを「戦争」と表現する人がいますが、実際に「戦争」との類似点が驚くほど多いことも事実です。 まず、「不要不急」。 この言葉の反対語は何だろうとネットで調べてみたら、反対語はありませんでした。 強いて言えば「必要火急」とか「重要緊急」になるようですが、なぜ反対語がないのかというと、そもそも「不要不急」というのは古くからある四字熟語ではなく、太平洋戦争中に陸軍が使った「不要不急線」が語源になっていると思われるからだそうです。 ここで言う「線」とは「線路」のことで、B-29によって爆撃されても大勢に影響はないと陸軍が判断した、重要ではない鉄道路線を指します。 つま…

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ロボットは東大に入れるか(4)

10代で読んだ椎名麟三の『生きる意味』は衝撃的でした。 若い頃の椎名は、信じていた思想を失ったことで生きることに絶望し、首吊り自殺を試みます。 工場から持ってきた荒縄を、小屋のような部屋の屋根裏に渡した横木にかけ、土間から畳の部屋に上がる框に立ち荒縄に首をかけます。 そして、恐る恐る片足を、上がり框から離します。 さあ、次はもう片方の足です。 もう片方の足を、上がり框から離しさえすれば楽になれるのです。 ところがどうしたことでしょう。 不思議なことにもう片方の足と上がり框が、まるで何かで接着したかのようにどうしても離れないのです。 右足が離れたら、左足が離れてく…

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ロボットは東大に入れるか(3)

意味を考えることが重要だと言いましたが、新井の著書にそのヒントとなる記述を見つけました。 それは、「アルファ碁」で一躍有名になったイギリスのディープ・マインド社が作った、自動作曲システムに関する新井の感想です。 このシステムは、AIがいかにもロマン派っぽい曲を自動的に作曲してしまうものだそうです。 一体、どんな仕組みなのでしょう。 譜面作成上の様々な制約要件を、いちいち作曲の決まり事としてAIに教え込んだわけではありません。 ただ単に、たくさんの音楽を「波形」として学習させた上で、その特徴量を抽出し確率過程に乗せて、いかにもそのジャンル風の「波形」を作り出せと命令したに過ぎないの…

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コロナ報道は適切だったのか?

*「ロボットは東大に入れるか(3)」は来週アップします。 新型コロナウイルスが流行し始めた時、マスメディアが盛んに喧伝していたのが「正しく恐れる」。 ところが、緊急事態宣言が出る頃には科学的な知見など雲散霧消してしまいました。 特に、科学的知見の出る幕がなかったのがPCR検査です。 PCR検査は100%正確ではないことは医療関係者が伝えていましたが、私たち素人はそれでも95%くらいの精度はあるのだろうと思っていました。 しかし、実際のPCR検査の「感度」、すなわち感染者を正しく「陽性」と判定できる確率は、どんなに高くてもせいぜい70%だそうです。 ということは、30%は見逃…

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ロボットは東大に入れるか(2)

すでに、学部や学科によってはMARCHや関関同立に合格するレベルに達しているという「東ロボプロジェクト」ですが、リーダーの新井紀子は東大合格は絶対に無理だと断言します。 なぜでしょう? それは、数学では高得点が取れても、国語と英語がダメだからです。 国語と英語でいい点を取るためには、問題文の「読解力」が必須となりますが、これが結構な難題なのです。 文章を読んで、その意味を正しく理解するというプロセスを数式に落としこむのは、ほとんど不可能だそうです。 なぜなら、コンピューターは「意味」という概念を持たないからです。 コンピューターが最も得意とするのはビッグデータの処理ですが、…

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ロボットは東大に入れるか(1)

「数年後には半沢直樹はいなくなります」 国立情報学研究所教授の新井紀子が講演でこう発言すると、爆笑が巻き起こりました。 しかし、その直後にイギリスのオックスフォード大学の研究チームが、あの有名な「将来なくなる仕事リスト」を発表します。 今後10~20年のうちに、702種に分類したアメリカの職業のうち約半数が消滅し、全雇用者の47%が失業する恐れがあると結論づけた衝撃の論文の中で、「銀行の融資担当」という仕事はなくなる可能性ランキング17位。 これは2013年の出来事ですが、その3年後には日本でもローンの与信審査を完全に自動化した銀行が現れます。 半沢直樹の仕事がなくなってしま…

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ノブレス・オブリージュ(2)

イギリス軍では、有名大学出身の貴族ほど、最前線で命懸けの戦闘を繰り広げましたが、日本はどうでしょう。 悪名高き「インパール作戦」の牟田口中将は、最前線から400kmも離れた快適な避暑地で指揮を執り、5万人以上の兵士を戦死させました。 でも、400kmはまだいい方で、日本軍が惨敗を続けた太平洋諸島の攻防戦の作戦は、大本営の参謀たちが、遠く離れた東京の九段で立てていたのです。 太平洋戦争は、軍部が暴走したために引き起こされたと言われていますが、軍部の中枢は大本営。 大本営は、参謀本部と軍令部の、それぞれの作戦部に所属するメンバーで構成され、全員が陸軍大学校や海軍大学校の卒業成績が5番以…

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ノブレス・オブリージュ(1)

竹内久美子の本でアラビアヤブチドリの生態を知った時、シベリア抑留者の「列」のことを思い出してしまいました。 詩人の石原吉郎によれば、抑留者たちは毎日の作業地域への行き帰りの際、5列縦隊となって移動していたそうです。 いざ「整列!」の号令がかかると、みんな我先にと内側の3列に並ぼうとしました。 なぜなら、両端の列にいると、凍りついた雪道でうっかり足を滑らした拍子に、脱走と見做されてロシア兵に銃殺されてしまうからです。 ですので、整列する時は血眼になって近くにいる弱い者を見つけては、力ずくで外側の列に追いやろうとしました。 石原はこの様子を、「短い時間のうちに、被害者と加害者が激しく…

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酒に強い人弱い人

年のせいか、少しの酒でも酔いが回るようになりました。 そこで、体のことを考えて休肝日を設けています。 幸いなことに、最近はよくできたノンアルコール・ビールが発売されていて、とても助かっています。 私の出身地の秋田は所謂「酒どころ」。 酒豪も大勢いますが、ごく希にビールをコップ一杯飲んだだけで顔が真っ赤になるという人もいます。 この違いは一体どこからくるのでしょう。 世界を見渡すと、欧米人のコーカソイドには酒が飲めないという人はいません。 これは、ヨーロッパが氷に覆われた氷河期の頃、アルコール発酵した保存食を食べられないという人が、全員淘汰されてしまったからではないかと考え…

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赤色の研究

今回のテーマは、赤という色が持つ不思議なパワーについてです。 天井や壁が赤く塗られた部屋にいると、血圧が上がったり脈拍が速くなったりします。 これは交感神経が興奮するためです。 この反応は目隠ししていても現れますが、おそらく皮膚が赤い色の波長を感知するからだろうと言われています。 ちなみにワーグナーは、そのような赤い部屋でしか作曲しなかったそうです。 でも、なぜ赤を見ると交感神経が活性化するのでしょうか。 自然界では多くの動物に見られる傾向ですが、赤は生物にとって「危険信号」を意味します。 トゲウオのオスは、繁殖期になると婚姻色といってお腹が赤くなります。 キンカチョウ…

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