株式会社ファイブスターズ アカデミー

昨日は、私の住む町で「綾戸智絵」さんの野外コンサートが
ありました。

ジャズシンガーと言われて久しい綾戸さんですが、今年で15周年を
迎えたということでした。とても50代半ばとは思えないくらい、
若々しく、エネルギッシュな方でした。

素晴らしいその歌声だけでなく、彼女の大阪弁の語りにすっかり
巻き込まれた１時間でした。

講師として特に特筆すべきは、彼女の語りにあるさりげない「笑い」です。

市中の神社の境内に特設された会場で、熱唱の途中「カァ～カァ～」と
カラスの鳴き声が入ってしまったのですが、それを綾戸さんは、
とっさに歌詞の中に取り入れ、自分も「カァ～カァ～」と鳴きながら
「カラスも一緒に歌ってくれますがな」と。

そこで、聴衆は一斉に大爆笑でした。

雑音であるはずのカラスの鳴き声をも、聴衆として見立てた
このとっさの対応に「会場で起こることも全て公演の一部」とする
彼女のプロ意識に脱帽です。

マインドモチベーターの私も、厳しい話や難しい話が多い研修の中で
意識的に「笑い」を取り入れるようにしていますが、いやいやどうして、
今回の綾戸さんの人柄を感じさせる「笑いの取り方」に大いに
学ばされました。

「笑い」は人生のエッセンスとはよく言ったものです。
なんでも勉強ですね。