株式会社ファイブスターズ アカデミー
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MV=PTというのは素朴な貨幣数量説と言われ、M(マネーサプライ)を増やせば、P(物価)は上がるという関係を表しています。しかし、水野和夫氏が「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」(日本経済新聞出版社)で、指摘しているように、Mが増えてもそのお金が株や土地に投資されてしまい、結果として物価上昇に結びつかないことがあります。実際、80年代後半の日本がそうでした。当時の日本は円高不況で苦しんでいました。そこで、政府・日銀は金融緩和策をとりました。これは正解です。日本は変動相場制を採用していますので、景気の回復を目指すなら、財政出動よりも金融緩和策の方が効果が高いというのは、マンデルフレミン…
「7年目」と聞けば、私の世代ではすぐに「7年目の浮気」という映画のタイトルを思い浮かべます。マリリン・モンローが地下鉄の通風孔の上に立ち、スカートが舞い上がるあの有名なシーンが出てくる映画といえば、お分かりの若い方々もいらっしゃると思います。しかし、ここで言う7年目とは、ファイブを起業してから今年の4月でまさに7年目に突入という意味なのです。思い返せば・・・・・前の会社から営業の女性と二人で独立してファイブを立ち上げ、5年経って事務所が持てたらなぁ・・・と思っていたのですが、2年目で小さな事務所、4年目で現在の中規模事務所へと、皆様のおかげで無事7年目を迎えることになりました。新入社員研修が一…
今日のNHKの朝のニュースで、「地方のとある小学校では学級委員を置くためにクラスで選挙が行われた」とありました。「なぜこのようなことが、朝のニュースになるのか?」とけげんに思いましたが、今の小学校では「公平性」を重視して学級委員を置かないところが多いからだと分かりました。それゆえ、試験的なこのような試みがニュースになったようですが・・・私が小学生の時は(と、言ってもン十年ほど前ですが・・・)小学校3年生のときからクラスには男女一人ずつの学級委員、図書委員、体育委員がいましたので、学級委員が居て当たり前でした。それからすると世の中も変わったものです。「公平性」ということで思い出しましたが、最近で…
私が日銀総裁ならば、今すぐ景気回復のためにとる方策があります。それは、日銀が株式市場から、直接株を購入することです。その理由を説明する前に、この大不況がなぜ起こったかを振り返ってみましょう。まず最初に起こったことは、アメリカのサブプライムローンの破綻でした。これが引き金となって、世界中の金融商品や株が大暴落しました。このとき、メディアはこのように報じました。この金融界の問題が、いずれ実経済にも飛び火するのではないかと。そして、事態はメディアの予言どおりになりました。自動車や電器製品などの工業製品が売れなくなり、これらの輸出で潤っていた日本は大きな打撃を受けたのです。金融商品の値下がりが、なぜ工…
5年くらい前のことです。夜のビジネス番組を見ていたとき、思わずフリーズしてしまうような事件が起きたのです。二人の経済学者が討論をしていました。ひとりは、私が、日本でもっとも優れた経済学者ではないかと思っている、学習院大学の岩田規久男氏です。もうひとりも某大学の教授で、かつて官僚として為替相場を動かしていた人です。岩田氏が、持ち前の量的緩和論を持ち出して、デフレ脱却のために日銀はもっと紙幣を印刷すべきと主張しました。そして、もしそれでもインフレが起こらないなら、政府はそのお金で株式市場の株を買うべきと続けました。それでもダメなら土地を買ってもいいとも。もし政府がこのような行動に出れば、確実にイン…
自分であることが「最高のブランド」になるように、自分磨きをすることをセルフブランディングと言います。私達はつい、ルイヴィトン、グッチ、シャネル・・・などのブランド物を持つことで自分の価値を手っ取り早く高めようとする、安易な傾向がありますが、そんなもの持たなくても、自分自身が光り輝いていることが「一番である」というのが、セルフ ブランディングの考え方です。それはつまり、どこに出ても、誰に対しても恥ずかしくないように、自分の言葉で語れる「自分」を作ることだと思うのです。そうなると、スタートはまず、「汝自身を知れ」のソクラテスの言葉のごとく、分かっているようで分かっていない「自己認識」から始めること…
前回、インフレを起こせば消費は活性化するとお話しました。ではどうやってインフレを起こせばいいのでしょう。実は、この議論はすでに飽きるほどし尽くされています。かつてデフレが深刻だった頃、インフレターゲット論者たちの間で散々議論されていたのです。答えは、カンタン!中央銀行がどんどんお金を印刷することです。世の中のお金がジャブジャブになれば、必ずインフレは起きます。経済学的には、マネーサプライを増やすと言います。以前、MV=PTという「素朴な貨幣数量説」のテーマでお話しましたね。V(貨幣速度)を一定と仮定すると、左辺のM(マネーサプライ)が増えれば、当然右辺のP(物価)も上がるという単純な式です。し…
ようやく定額給付金関連法案が可決し、支給が始まりました。飲食店やホテルなどでは、1万2000円という価格のメニューが次々と提案されているようです。これが消費の呼び水になれば、不況脱出の兆しが見えてきます。しかし、みなさんはこのお金をどう遣いますか?先行き不安なので、とりあえず消費しないで貯めておくという人もいるはずです。でも、それでは経済効果は全くありません。定額給付金は、どうしても遣ってもらわなければならないのです。と言っても、遣わずに貯めた人を取り締まるわけにもいきません。そこでいい方法があります。それはインフレを起こすことです。物価が上がっていくと、持っているお金は目減りします。そうなる…
この公的年金の問題を扱うシリーズの初回に、国民年金は今年中に破綻するのではないかと書きました。これは単なる勘で言っているのではなく、何人かの専門家の発言をもとにしたものです。ただし、社会保険庁が国民年金の財政状況をオープンにしていないので、本当のところは誰も分かりません。しかし、思い当たる節はあります。100年に一度という大不況の時代に、こともあろうに政府が消費税の引き上げについて盛んに言及していることです。これは全く理解できない行為です。消費税を一時的に引き下げまでして消費を刺激している国さえあるのに、3年後に消費税を上げる可能性があるなどというのは、景気浮揚に完全に逆行する話です。ただ、政…
TV番組のドキュメンタリーなどを見ていると、年金生活の老人がよく取り上げられています。そして、いつもその結論は、年金額はスズメの涙ほどでありとても満足な生活ができないという、日本の年金制度の貧困さを訴えるものです。本当でしょうか。本当に日本の年金制度は外国と比べて貧弱なのでしょうか。ここに一冊の本があります。原田泰・鈴木準著「人口減少社会は怖くない」(日本評論社)です。この本には、2002~3年時点における、先進各国のモデル年金額の比較表が掲載されています。でも、ちょっと待ってください!そもそも各国の物価水準が異なるので、単純に比較はできませんよね。ご安心ください。経済学では、購買力平価という…
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