株式会社ファイブスターズ アカデミー

日本の景気悪化を加速しているのは、消費の冷え込みです。
たとえ少ない収入でも、なんとか消費を切り詰めて貯蓄に回そうとする私たちの姿勢こそが原因なのです。

と、ここまではこのプログで何回も述べました。
すでに耳タコの人も多いでしょう。

では、なぜ私たちは、このような消費行動をとるのでしょう。

その答えは「不安」だとも書きました。
将来に対する不安心理が、消費を切り詰めてツメに火を灯すようなｉ貯蓄¥行動に走らせるのです。

でも、ちょっと待ってください !
他の国はどうなのでしょうか?

日本以上に将来が心配な国は、世界中にたくさんあるではありませんか。
でも、なぜか日本だけが異常なまでの貯蓄行動に走っているのです。

今、国民の金融資産の総額が１，５００兆円などという、とんでもない大金を貯め込んでいる国は世界中のどこにもありません。
もちろん、人類史上始まって以来の、超ギネス級の金額です。

なぜ、世界中で日本人だけが、このような不安を感じているのでしょう。
そして、一体いくら貯めたら、将来への不安がなくなるのでしょうか？

これから数回にわたり、なぜ日本人が不安を感じるのか、その謎を独自の視点から解明していきたいと思います。
独自の視点と言ったのは、経済学の視点ではなく「脳科学」の視点という意味です。

私たち日本人の脳が、その他の国の人とどう違うのか。
次回からしばしの間、経済学から離れて、脳と遺伝子について思いをはせてみたいと思います。