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5☆s 講師ブログ

三位一体説(1)

マクリーンという学者は、人間の脳は3つの脳から成り立っているという説を唱えました。
これは三位一体説というものです。

①爬虫類の脳(ワニの脳)
②旧哺乳類の脳(ウマの脳)
③新哺乳類の脳(ヒトの脳)

今回は①について説明しましょう。

具体的には、大脳基底核や脳幹を指します。
別名「ワニの脳」とも言われ、もっとも原始的な脳です。

動物は、自分の縄張りに侵入した敵に対して、威嚇するか戦うか逃げるかの選択をします。
以前、「3つのF」として説明しましたよね。

たとえばこんな場面を想像してみてください。

あなたが、夏の暑い日に必死で外回りをして帰ってきたら、あなたのデスクには同僚が座っていて
ゲラゲラ笑いながら誰かと電話しています。
こっちは疲れているので、すぐにでも椅子に腰かけたいのに、同僚は電話が終わらないらしく、
一向に席を立つ様子が見られません。

どうですか。
むかつきませんか?

実はこれ、感情以前の問題なのです。
人は自分の縄張りに勝手に侵入されると、爬虫類の脳が刺激されて自然に威嚇の態度をとってしまいます。

感情というのは、次に述べる旧哺乳類の脳ではじめて生まれるのです。
爬虫類の脳には感情はありません。

ワニの赤ちゃんは卵から孵ると、すぐに走って逃げだします。
なぜかというと、母親に食べられるからです。

ワニには感情はありませんので、当然自分の子供対する愛情もありません。
動くものは自分の子供であっても、食欲の対象でしかないのです。

次回は旧哺乳類の脳、いわゆるウマの脳についてお話しましょう。

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