株式会社ファイブスターズ アカデミー

まずはお気軽に
お問い合わせください。

03-6812-9618

村上 徹

売り上げアップの秘密

スーパーのラーメン売り場に行くと、必ずメンマやチャーシューが一緒に陳列してあります。これは、「関連陳列」といって、売り上げアップの手法としてはかなりポピュラーなものです。昔、アメリカのある小売店で、毎週金曜日になると、なぜか紙オムツと缶ビールがよく売れたそうです。そこで、店主がそのふたつを並べて陳列したところ、さらに売り上げが伸びたといいます。どうやら、週給をもらって懐が暖かくなった夫が、妻に頼まれて紙オムツを買いに来たついでに、週末ということでリラックスした気分から缶ビールにも手が伸びていたようです。現在ではデータマイニングといって、コンピューターを駆使して、どの商品とどの商品が関連性がある…

続きを読む

「衝動買い」の心理学

人がモノを購入するときに、「自分で自ら買うことを決めている」と思ってはいませんか?あるコンビニの棚の高さは、135cmに統一されているといいます。これは、日本の平均的な女性の、目の高さの位置にあわせた数字であります。 ここから下へ30~40cmのあたりがゴールデンゾーンといって、もっとも商品の売れる範囲であることは、どこかでお聞きになったことはあると思います。また、コンピニで、売れ筋商品である「おにぎり」の新商品をどこに置くかも重大な問題です。人間がモノを見るとき、無意識のうちに左から右へと視線を流していく傾向があります。ですから、おにぎり売り場の目の高さのど真ん中に、最高の売れ筋商品を置き、…

続きを読む

ご挨拶

人がモノを購入しようと決断するとき、そこには何か科学的な法則があるのではないか?これが、私が"営業"を科学の目で分析し始めたきっかけです。以前、あるマーケティング会社の社長が「さまざまな業界のトップセールスマンに面接したところ、ある能力だけが共通してズバ抜けていた」と言っていました。その答えは意外にも『推理能力』でした。営業の現場でも、職場のコミュニケーションの現場でも、高いパフォーマンスを上げている人は、例外なく顧客や部下をよく観察しています。このマインド・リーディングこそが"説得"の第一歩と考え、コミュニケーションを科学的に理解し、体得する研修を行っています。<足立好穂からひと言>村上講師…

続きを読む

東洋人と西洋人(2)

アメリカ人やカナダ人に「属性」や「好み」を質問すると、他者との違いを過度に強調する答えが返ってくるそうです。 それだけ自己顕示欲が強いのでしょう。 「自己評価尺度」を聞くと、ほぼ全員が「自分は平均より上」と答えます。 一方、東アジア人ですが、正反対に自分を低く評価する傾向があります。 「謙虚」を重視する文化の影響と捉える説もありますが、回答の匿名性が保証されている実験でも同じ結果が得られていることから、この説は否定してもいいでしょう。 「個人目標」や「立身出世」については、西洋人は関心が高いのに比べ、東アジア人はそれほどでもありません。 ニスベットは、東アジア人は個人的な成…

続きを読む

チンパンジー・マネージャー

2015年10月に『チンパンジー・マネージャー』というブログを書きましたが、今回はその姉妹編です。チンパンジーはヒトに最も近い動物と言われ、「文化」、「道具利用」、「言語(シンボル操作)」、「政治」、さらには心理学の「心の理論」(2013年10月ブログで解説)などの分野で、他のどんな動物よりもヒトに近い能力を示します。しかし、残念ながらそれらの能力はいずれも萌芽的段階に留まっていて、決してヒトのレベルに達する事はありません。なぜなのでしょう?チンパンジーが乗り越えることのできない壁とは、一体何なのでしょう?それが分かれば、チンパンジーとヒトの違いもわかるはずです。動物行動学者の長谷川寿一は、と…

続きを読む

初めての方へ研修を探す講師紹介よくある質問会社案内お知らせお問い合わせサイトのご利用について個人情報保護方針

© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.