株式会社ファイブスターズ アカデミー

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5☆s 講師ブログ

本質を見抜く目

今年は穏やかに暮らしたいと思っていたのに、新年早々我慢ならない出来事がありました。朝日新聞の第1面に、「経済成長は不要である」という趣旨の記事が載ったというのです。早速WEBで全文を読みましたが、記事を書いた論説委員の、経済学に関する知識があまりにお粗末なことに唖然としました。記事のポイントを抜き出すとこうなります。「私たちは、経済成長を当たり前のものと考えているがそうではない。給料が増えることを前提に人生設計するのも間違いだ。ゼロ成長は悪ではない。日本にはミシュランの三つ星店がたくさんあるし、宅配便のおかげで生鮮品も簡単に手に入る。温水洗浄便座の普及によりトイレも快適だ」実に的はずれな駄文の…

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NEW YEAR?

  「あけましておめでとうございます」のご挨拶も、 小寒を過ぎた今、ちょっと間延びした感がします。 ということで、改めまして、 寒中お見舞い申し上げます。 先週末の寒さは、身に染みる程の寒さでしたが、 今日は、うって変わって暖かく?お客様のご挨拶まわりで 外出をしていても、少し汗ばむほどでした。 2017年は、何が起こるか予想だにつかない正に「多様性の時代」に 突入ですね。いつ何時、何が起こっても動じない様に、心と体の準備 だけは怠らないように!と、自分を戒めています。 この一年が、HAPPY NEW YEARならぬ、 HAPPY NEW FEA…

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汝、何の為に

企業の不祥事が後を絶ちません。それも上層部まで関与する不祥事です。株主からのプレッシャーもあるのでしょうが、業績をよく見せたいがために売上数字を操作したり、おかしな経理処理に手を貸したり、あるいは検査結果を改竄したり・・・。部長とか課長とかいっても、所詮はサラリーマン。「長いものには巻かれろ」というのは、みんなやってる処世術です。青臭い正義感を振りかざして、上司から煙たがられでもしたら、間違いなく人事に影響します。かくして企業の不祥事は、終わることなく延々と続くのでした。「汝、何の為に其処に在り也」ある高校の校長の言葉です。私が入学するずっと前、母校の校長が生徒に向けて問いかけました。それから…

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ノーベル賞

今年のノーベル賞に関する最大のサプライズは、ボブ・ディランの文学賞授章でした。シンガー・ソング・ライターの「詞」を、文学として扱っていいものかと世間では議論が沸き起こりましたが、私は特に問題だとは思いません。なぜなら日本でも、現代詩文庫の中に『友部正人詩集』があるくらいですから。でも、「詞」ではなく、純粋に「詩」としてそのクオリティを評価したとき、果たして何らかの賞に値するかとなると、少なからぬ疑問が残ることも事実です。振り返ると、ボブ・ディランの登場は極めて衝撃的でした。『風に吹かれて』や『戦争の親玉』という「反戦」の象徴を引っさげて現れると、瞬く間に若者たちのヒーローに崇め奉られます。日本…

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長所なんてないよ

様々な天然の木材を組み合わせては、それらの色合いや模様の違いを利用して、絵画や図柄を表現する木画技術を「木象嵌(もくぞうがん)」と言います。内山春雄はもともと木象嵌師ですが、今ではバードカービング作者という肩書きの方が有名です。バードカービングというのは、デコイのような木彫りの鳥を彫ることです。ある時彼は、ダーウィン展を開催しようとした博物館が、ちょっとした悩みを抱えていることを知ります。ガラパゴス諸島に生息するダーウィンフィンチという鳥は、もともとは一つの種だったのですが、それぞれが暮らす島の環境に合わせて、嘴が様々に変化していきました。まさに、生物進化の多様性のお手本を示すような鳥です。こ…

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障がい者

日曜の午後、過去の番組を再放送する「NHKアーカイブス」という番組が あります。 一昔前のかなり古いNHK特集を取り上げているのですが、今見ても 視聴に耐えうる力作ぞろいなのです! 今だからこそ、深く考えさせられるものもあり、私は好きで良く見ています。 少し前になりますが、全盲のご夫婦が誰の手も借りずに、一人娘の 子育てをする5年間を静かに追い続けた「のぞみ5歳」という番組が ありました。 ちょうど30年前の番組で、見終わってじわーっと心を揺さぶられ、 感動の涙が止まらないくらいの秀作でした。 番組の中で、父親であるその男性が、「自分は全盲ではあるが、 全…

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それは本当に短所?

ユニリーバが、自社の有力ブランドである『Dove』を訴求するために制作した、『ダヴ・リアル・ビューティー・スケッチ』というCMが人気を集め、YouTubeで2億回以上閲覧されたそうです。FBIの似顔絵捜査官でもある法医学画家のジル・ザモーラが、証言を基に女性の肖像画を描くというものですが、そのやり方がちょっと変わっています。最初は、カーテン越しに女性本人が話す、「自分の顔の特徴」を手がかりに描きます。次に、その女性と直前に会った他人が話す、「自分が会った女性の顔の特徴」を基に描きます。その後女性本人は、出来上がった2枚の絵を見せられるのですが、その時あることに気づくのです。それは、自分では短所…

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ほめるコツ

フツーの管理職が、フツーの部下を育てる時に最も効果的なのが、「ほめて育てる」指導法です。ところが、この「ほめる」という指導法には、とても重要なコツがあります。場合によっては、スパルタ教育より難易度が高いとも言えます。まず、あなたがほめるべき点は、部下が最もほめてほしいと思っている点と一致していなければなりません。もし、一致していなかったら、部下はきっとこう思うでしょう。「オレのこと、何も見てないじゃないか!」つまり、「ほめる」という行為は、日頃から部下の行動を詳細に「観察」していなければできないことなのです。さらには、ほめ言葉にも注意が必要です。「言われて嬉しいほめ言葉」というのは、人によって…

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スパルタ教育

リオ・オリンピックで、シンクロの井村雅代監督が素晴らしい結果を残しました。すると世の管理職の中に、井村監督のスパルタ教育を礼讃する人が増え始めました。厳しい指導こそが、たくましい部下を育てるのだと。この主張をする人は、だいたい50代以上。すなわち、若い頃に上司から怒られて育った人たちです。彼らは、現在の管理職研修で教わる「ほめて育てる」という指導法には、少なからぬ違和感を覚えている人たちでもあります。自分たちは怒られて、怒られて、時には叩かれて育ったのだ。それでも上司や先輩に食らいついて、一生懸命に仕事のコツを盗んだのだ。今の若い奴らの中にも、そういう風に育てた方が伸びるのがいるはずだ。やれパ…

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「ありがとう」と「すみません」

ワールドテニスも、先週のイギリスバークレイのファイナルで 今年の公式戦は幕を下ろしました。 残念ながら、応援していた錦織圭君は準決勝での敗退となりましたが、 決勝戦のマレー対ジョコビッチの試合は、想像をはるかに超えた 手に汗握る素晴らしい試合でした。 優勝したマレーにも、負けたジョコビッチにも、大いなる拍手を!と 言ったところです。 ところで、テニスの試合を観戦していて思うことがあります。 それは、試合が展開する中で主審が、「お静かに」「カメラのライトは 消してください」「移動しないでください」など、観客に注意する時には 決まって「Thankyou」や「pl…

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