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5☆s 講師ブログ

親のこと

今朝、会社に来る途中で変わったフリーペーパーをもらいました。題して「オヤノコト。マガジン 創刊号」表紙には「そろそろ、親のこと・・・」とありました。この雑誌を手にして、「やっぱり!」と「そうなんだ!」の思いが錯綜しました。つまり、「やっぱり!」は認知症が顕著になってきている姑の介護をする嫁の立場として、また「そうなんだ!」というのは私自身がそろそろ高齢者と呼ばれる年回りに近づきつつあり、自分の子供からすれば・・・という思いからです。いずれにせよ、日本は世界第一位の長寿国ですから、これから全ては「介護大国」にシフトしていかざる得ないことを予感しました。言うなれば、国民介護ならぬ国民階護の時代到来…

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消費者の不思議な行動(2)

今回はデジカメを買うときの不思議な行動についてです。ネタ元は前回同様、パコ・アンダーヒルの著書です。デジカメというと、一般的に男性が買っていくケースが多いだろうと想像しますが、実際の購入者の男女比は同じくらいだそうです。ただ、売り場を訪れるのは圧倒的に男性が多く、その多くはカタログをもらって帰るそうです。つまり、家に帰ってからじっくり比較・検討してから機種を決めるタイプが多いようです。女性はそんな面倒くさいことはしません。その場で気に入ったものがあるとすぐに買ってしまいます。ところで、このデジカメを買うときの行動について、男性と女性で決定的に違っていることがあります。これが不思議なんですよね。…

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消費者の不思議な行動(1)

今回は脳の話ではありません。マーケティングの研究者の中には、私たちがモノを買うときについついしてしまう、不思議な行動について研究している人がいます。日本で大手の広告代理店と組んで様々な実験をしている、パコ・アンダーヒルの著書から拾ってみました。家電量販店に監視カメラを設置して消費者行動を観察すると、いくつかの不思議な行動が観察できるそうです。まず、最初は洗濯機売り場です。品定めする人は、なぜか必ずフタを開けて中を覗き込むそうです。なぜそんなことをするのかは謎ですが、これにより実に不都合なことが起こりました。家電製品には必ずPOPが貼り付けられていますが、洗濯機の場合はだいたいフタの上につけられ…

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ブランド効果(2)

前回同様、ネタ元はリチャード・レスタック著 高橋則明訳「はだかの脳」(アスペクト)です。まず基礎知識として、以下の確認をしておきましょう。私たちの言語脳は、一般には左の脳にあります。左脳というのは、右目と太いパイプでつながっています。よって、右目から入ってきた文字情報は、左脳に送られますので、比較的すぐに反応する傾向にあるのです。では実験についてお話しましょう。カリフォルニア大学での実験は、コンピューターの画面の右か左に文字を提示するというものです。賢明な読者の皆さんは、今の話からして、画面の右側に文字が提示されたら反応が早いだろうと予想したことでしょう。その通りなのですが、ご丁寧にちょっとし…

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コメント力

全米第一位の視聴率を誇る「アメリカン アイドル(アメアイ)」は私がはまっている番組の一つです。全米からプロ・アマ問わず、応募者の中から歌唱力のある人を視聴者が投票で決定して「アイドル」にするという勝ち抜き番組なのですが、これのダンスバージョンが「アメリカン ダンスアイドル(アメダン)」と銘打って、日本でもこの11月から放映開始となりました。全米からダンスに自信のある男女が応募し、視聴者の投票でダンサーNo.1を勝ち抜きで決めていくというのは、お決まりなのですが、このアメダンはダンスですので、ソロ、ペア、チームありの組み合わせの妙と、ありとあらゆるダンスのレパートリーが課題で出されますので、個人…

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ブランド効果(1)

不思議なもので、ブランド品と聞くと、どうしてもノーブランドのものよりは立派に見えてしまいます。このとき、私たちの脳の中ではどのような変化が起きているのでしょう?C・プリビルらの研究グループは、日本の高級ブランドの小売店の顧客を対象に、fMRIで脳の様子を調べました。まず、顧客を「小売店に強い愛着を持つ」グループ、「まあまあ愛着のある」グループ、「ほとんど愛着はない」グループの3つに分けて、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をします。すると、強い愛着を持つグループだけが、眼窩前頭皮質、側頭極、紡錘状回、扁桃体などで活性が上がりました。こられは、思考、感情、記憶に関わる領域です。ちなみに取引銀行…

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透明標本

最近、生物の透明標本なるものがブームになっていると今週のMJ紙で取り上げていました。標本といえば、ホルマリン漬けになった、何やら気味の悪い代物というイメージか、はたまたは、昆虫の標本のようにきちんと並んではいるけれど、どこかミイラのように乾ききっているというイメージしか私にはありませんでした。ところが、このたびの透明標本というのは、透き通った生体に赤や青に染まった骨格などがきれいに浮かび上がって見える「透明標本」とのことで、静かな人気を呼んでいるとのことです。表面的なものだけでなく、標本を通じて、内面の構造が見えることで生命の神秘さを目の当たりにすることで、知的好奇心を大いに刺激しているからで…

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お年賀

通常、お正月のごあいさつ回りに、営業は手ぬぐい、カレンダー、手帳など、趣向を凝らしたものをお持ちすることが多いと思います。しかし、ご時世ですね。先日の新聞に「来年のお年賀に」ということで「マスク10枚入」のお年賀贈答品の宣伝がありました。まさに、これからインフルエンザが猛威を振るう季節に突入しますので、これは「ちょっとしたアイデアだ!」と思い、ファイブでも来年度は「マスク」をお年賀にと思い、事務所のスタッフに話しましたところ、思わぬブーイングでびっくりしました。スタッフ曰く、「マスク」では余りに日常品ぽいため、年の始め改まったごあいさつである「お年賀」にはいかがなものか?というのです。言われて…

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絵本

先日ラジオで柳田邦男さんのトーク番組がありました。柳田邦男さんといえば、航空機事故、医療問題などノンフィクション作家として有名であることは、ご存知のとおりです。最近はご自身が病に犯されながらも、医療現場を取り上げた発言に、身近なものを病魔で失った者としてうなずくことが多くあります。彼の検証力には一ファンとして絶大なる信頼を置いています。その現場主義の柳田さんがラジオ番組で:最近、本屋に行き「絵本のすばらしさ」を再認識していると言うのです。つまり、子供の頃に初めて触れる本として、夢あふれる「絵本」はその後の人間形成で重要な役割を果たしているということのようでした。そういえば、私の子供のころは絵本…

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ペプシ・チャレンジ

今回は、経済行動と脳の話です。ベイラー大学のリード・モンタギューの研究は、おなじみのペプシ・チャレンジです。これは、80年代にアメリカで流されたCMです。ペプシコーラとコカコーラの二つを、ブランド名を隠して飲ませ、どちらがおいしいかを判断してもらうものです。普通にやると、ペプシを選ぶ人が多いのです。だから、ペプシはこれをCMに使ったわけです。モンタギューの研究では、このとき報酬を感じる腹側被殻の活性が上がっていました。単純に「うまい!」と感じたものを素直に選んだといえます。ところで、彼は、もうひとつの実験を試みました。それは、どちらがコカコーラか事前に教えてしまうのです。すると、コカコーラを選…

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