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5☆s 講師ブログ

幸せホルモン(1)

快感を感じるホルモンはドーパミンでしたね。
今回は、幸福感を感じるホルモン「セロトニン」のお話です。

脳内の情報伝達物質はヤマほどありますが、最近特に赤丸急上昇中の注目物質がセロトニンなのです。
セロトニンには、様々な作用があることが知られています。

例えば、眠気を誘う睡眠物質「メラトニン」の素でもあります。
睡眠物質については、以前候補は40種類くらいあると書きましたが、このメラトニンは候補ではなく当選確実です。

メラトニンが睡眠を誘う物質であることに、異論を唱える学者はひとりもいません。
ということは、セロトニンが不足すると、セロトニンから作られるメラトニンも不足し、結果不眠症になってしまうわけです。

ちょっと前までは、不眠症対策として、セロトニンが多く含まれる肉などを食べましょう、と言われていました。
これは相当高名な学者先生方も、口をそろえておっしゃっていました。

特に、タケノコの先のあたりに白い粉がついていることがありますが、これはチロシンと言ってセロトニンの仲間なので肉を食べるよりよいとも言われていました。

ところが、最近は雲行きがかなり怪しくなってきました。
福岡伸一氏が「世界は分けてもわからない」(講談社)の中で、ご自身が世界セロトニン学会で発表された内容を紹介していますが、なんと食物から摂取されるセロトニンはほとんど脳には行かないそうです。

これは、セロトニン研究の第一人者である有田秀穂氏も認めていますので、本当のことなのでしょう。
ということで、肉やタケノコを食べると不眠症が治るというのは俗説ということになります。

ではどうやってセロトニンを増やしたらいいのでしょうか。
その傾向と対策をお話しする前に、セロトニンがもたらす幸福感についてもう少し詳しく見てみたいと思います。

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