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5☆s 講師ブログ

お困り事を解決する

陸上400メートルハードルの日本記録保持者である為末大は、25歳の時に大手ガス会社の社員という安定した地位を捨ててプロアスリートに転職します。
そこでアスリートのマネジメントや、ブランディングを手がけるフリーランスの人たちと出会うのですが、ひとつ疑問に思うことがありました。

「フリーの人間って何やってるんだろう?」

フリーランスに対して為末が最初に抱いた印象は、決してよいものではありませんでした。
「実家の両親の時代の感覚からすれば、言葉は悪いですが、チンピラみたいな感じですよね。

組織に属していない人は田舎ではチンピラだと思われる(笑)、そんな狭い世界にかつて僕は生きていました」

為末にとっての社会人のイメージは、ちゃんとした会社に勤めて毎月キチンと給料を貰っている人でした。
だから、フリーランスはどこから収入を得ているのだろうか、と疑問に思ったのです。

会社を辞めて、プロアスリートに転向した為末にとっての収入源はレースでした。

お金というのは、大会に出てメダルを獲ればもらえるものでした。
ところが、フリーランスの人と話すうちに、この会社からは10万もらっていて、別の会社からは5万といった感じでお金をもらっていることがわかりました。

そこで「なぜ会社は、フリーのあなたにお金を払うのですか」と質問します。
すると、その人は怪訝な顔をしながらもこう答えたのです。

「困っていることを解決しているからお金がもらえるんですよ」

これは目からウロコでした。
為末はこの時はじめて、何をすればお金が貰えるのかわかったと言います。
ちゃんとした会社に勤めているから、お金が貰える訳ではありません。
メーカーであろうとサービス業であろうと、あるいは会社員であろうとフリーランスであろうと、お客様の「困っていることを解決する」からお金が貰えるのです。
会社員が貰っている給料だって、もとを正せば困っていることを解決してもらった対価として、お客様が会社に支払ったお金から出ているのです。

先日、リビングの照明に不具合があり、電気店の人に修理してもらいました。
この時は本当に助かったので、料金を支払う時に思わず「ありがとうございました」という言葉が出ました。
本来、仕事とはこういうものです。
誰かの役に立つことで、その対価としてお金をもらうのです。

でも、会社組織の中にいると、お客様から直接「ありがとう」という言葉をかけてもらう機会は必ずしも多くありません。
あなたには、誰かのお困り事を解決して、それで給料を貰っているという実感はありますか。
バックヤードにいる場合は実感が湧かないこともありますが、最近では顧客フロントにいるはずの営業マンでも、日々のノルマに追われてそれどころではなくなっているのではないでしょうか。

あなたの会社はどうですか?
「うちの会社は、ノルマよりもお客様の役に立つことの方が優先だ」と、自信を持って言い切れますか?

なぜ、私がこんなことに拘るかと言うと、多くの場合「売上目標」というのは、「原価」とか「経費」といったものから逆算されて決められるものだからです。
その計算式に、「お客様」という項は登場しませんよね。

いくら「お客様第一主義」などと言ってみたところで、売上目標の計算式に「お客様」が登場しなければ、やがて経営理念とは関係なく目標数字だけが一人歩きを始めます。
どうしたら、そうならないようにできるのでしょうか。

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