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5☆s 講師ブログ

穴を掘って埋め戻す工事でも意味がある

穴を掘ってすぐに埋め戻すような公共事業でもムダではありません。

なぜかというと、「乗数効果」というものが期待できるからです。

いま、国から道路工事の仕事が発注されたとしましょう。

工事業者はその仕事を請け負って、国から工事代金を受け取ります。

この工事代金は、給料として労働者に支払われます。

すると、彼らは夜になると町に出かけ、毎晩焼鳥屋で散財したとしましょう。

焼鳥屋は儲かります。

焼鳥屋のおかみは次の休日にデパートへ出かけ、欲しかった洋服をまとめ買いします。

するとデパートが儲かり・・・・

昔から「金は天下の回りもの」というように、このようにお金が社会を駆け巡ります。

つまり、国から工事業者に支払われたお金がたとえ1億円だとしても、それを受け取った人々が次々と使うことにより、世の中を駆け巡るお金は2億円にも3億円にもなるのです。

これを乗数効果といいます。

不況になると、民間企業は新たな投資行動には及び腰となります。

このようなときにこそ、政府が積極的に新たな事業・新たな雇用を生み出すことが大切です。

そして、それが刺激となってやがて民間企業の経済活動が盛んになっていく、これが財政出動の意味なのです。

かつて、この政策で国民の熱烈な支持を一気に集めたのがヒトラーでした。

そういう意味では、ヒトラーこそケインズ経済学の体現者といってもいいのかもしれません。

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