株式会社ファイブスターズ アカデミー

今朝のＮＨＫのニュースでトラの子を取り上げていました。
「取っておき」と言う意味の「トラの子」ではなく、
本当の動物の「虎の子」のことです。

ある動物園で母トラが三匹のトラを産んだのですが、育児放棄を
したため三匹のうち一匹は死に、残りの二匹は仮死状態となっていた
のを飼育係の人たちが必死の看護でどうにか命はとりとめたという話でした。

ここまではよくある話なのですが・・・
このトラの子たち、順調に成育する中で二匹とも後ろの左足に
障がいが見つかり、歩行ができないことが分かったのです。

通常、こういった場合、自然界の掟にしたがって安楽死を選ぶところ
なのだそうですが、この二匹のトラの子の必死に生きようとする姿を見て、
飼育係の人達が「生かす」ことを決定したとのことです。
その後のリハビリの甲斐があって、なんとか足を引きずりながらも歩行が
できるようになった映像が流れました。

さらに、通常動物園ではこのような障がいのある動物を来園者には見せない
ことになっているとのことですが、この動物園ではあえて多くの人達に公開
することを決定したのです。
トラの子たちががんばっている姿を見てもらおうという試みだったのですが、
これがどうして！多くの来園者の人達からの感動のメッセージが寄せられ、
想像以上の反響だったことを報じていました。

考えてみると「多様化の時代」と言われて久しいですが、
「色々な人が居て、色々な動物が居て・・・」と考えると
まさに、動物の世界も多様化ですよね。