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5☆s 講師ブログ

噛む力

爬虫類研究をしている米国の生物学博士ブレディ・バー教授が、動物の
噛む力はいかばかりか?ということでアメリカ大陸、アフリカ大陸を
股にかけて、その実態調査をしました。

その結果、人間は50kg、で一番弱く、つづいて家犬、野犬(リカオン)、
ハイエナ、ライオン、ホオジロザメ、ワニ亀、ナイルワニという順位になりました。
噛む力の「王者」はナイルワニになったわけですが、何と!噛む力は1000kg以上
と出ました。

しかるに、このあたりの猛獣に噛まれたら、人間は「ひとたまりもない」という
ことです。これらの猛獣はよくしたもので、鋭い歯が折れても、ワニなどは
その下に生えている新しい歯が上に出てくるような構造になっていますし、
また、サメに至っては手前に何列も新しい歯が生えているので、折れてもその歯が
前にせり出すことにより、あくまでも噛むことに手を抜かない身体構造になっていることに
驚きます。

人間だけは「噛む力」と細かく「砕く力」をバランスよく持っているようです。
考えてみれば、生活レベルが文化的になればなるほど食事は柔らかく、細かくなり、
必然的に「噛む力」は減退していきますよね。
反対に、人間関係が複雑になっていきますので「奥歯」で「歯ぎしり」することのほうが
多くなってきているように感じます。

毎日、歯を食いしばって、歯ぎしりしながら生きている私の奥歯が磨り減っていくのも、
うなずける気がします・・・。

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