株式会社ファイブスターズ アカデミー

以前、両足義足の不屈のランナー「島袋　勉」さんの話を聞きました。
彼は仕事の帰り自動車事故に遭い、両足切断、高次脳機能障害に
苦しみながらも、2004年ホノルマラソン完走、2006年アルゼンチンのアコンカグア峰
登頂に挑戦。その後、「夢をあきらめない」というタイトルで全国講演活動をしている方です。

ですから、彼の体験を通した話には本当に「そのとおりだ！」と思えるです。

辛い痛いリハビリの訓練をしている時「首しか動かせない頚椎損傷の人が
口に棒をくわえてパソコンを打ったり、ボールペンをくわえて字を書いている姿を見て、
人が物事が出来なくなるのは決して体のせいではない。『やろう』という気持ちが
あったらできるのだ。将来の夢と希望があればどんな状態でも明るく生きられる」と感じ、
それ以後はそのことを心がけるようにしたとのことでした。

その後、自分の限界への挑戦という意味でマラソン、登頂に挑戦したと話が続きます。

そして、最後に現在は「自分のやりたいこと『夢』をはっきりとさせること、そして障がい（出来ないこと）を
言い訳にしないこと」を講演で伝えているのです。

この話を聞いて私自身に置き換えて深く考えました。

つまり、幸いにも障がいがない私としては与えられた恵まれた環境で今、自分が目指すべき「夢」を
はっきりと具体的に思い描くこと。そしてその夢に向かって突き進もうとするときに問題が生じても
出来ない理由を考えるのではなく「夢は叶う」と信じて、出来る方法だけを考えることが重要なのだと
自分自身に言い聞かせている今日この頃です。