株式会社ファイブスターズ アカデミー

以前とある居酒屋にいきました。各テーブルが薄い「蚊帳」のような布で
覆われていてお隣さんを気にせず、自分たちがおしゃべりに集中出来るように
なっているのですが、圧迫感はなく、なんとも快適な空間を感じました。

が、驚いてはいけません。そのお店のトイレに（奥の細道のように迷路を突き進みます）
行ってさらにびっくりです。
なんとも、「異次元を感じさせる静寂で優雅な空間」だったのです。
日本庭園のような石造り、照明も少し落として竹林がしつらえてあり、
客席の喧騒がうそのような静けさ・・・・
ゆっくりとその空間を味わって気持ちを新たにトイレを出てきましたのを思い出します。

さらに、先日とあるホテルの化粧室をお借りしたことがあります。
まあ、そのホテルも「私ってシンデレラ？」気分になるほどの素敵な空間でした。
蛇口の使い勝手、洗面ボウルは大理石調の色合い、紙タオルに、手洗いバブル洗剤・・・
そして、隣のブースにはゆっくりとお化粧直しができる猫足家具が数脚おいてあるでは
ございませんか！

そのときは人と待ち合わせをしていましたので、私は時間までその椅子に座ってゆっくりと
携帯のチェックと特殊メイクの修正をして時間をすごしました。

ことほど左様に、最近、ホテル・レストランはいうに及ばずオフィスビル・ショッピングセンターや
駅までも・・・トイレが大変きれいになってきているのを感じます。
これは、大方の女性はすでにあちこちで感じていらっしゃるのと思います。

トイレに入るとその建物、そのお店のお客様（来訪者）に対する「おもてなしの心遣い」が
大いに読み取れるのは本当だと今更ながら強く感じています。

人間が「用を足す」という動物として裸になるところですから・・・
だれも見ている場所ではないですから・・・
いままではおざなりにされがちな、日のあたらないトイレという空間が、ここに来て
しっかりと「自己主張」をし始めたということでしょう。
そして、その自己主張がそこを訪れる多くの人たちの気持ちをつかんで「ビジネスチャンス」に
つながっているという昨今の事実をみますと、たとえ小さな空間でも、たとえ小さな事でも
「しっかりとした意思」を表現することが大切だと学ばされます。

たかがトイレ、されどトイレ、人間必ずトイレには一日数回訪れますからね。

ファイブの小さなオフィスの中のさらに小さなトイレは
「いつもあなたが初めて使う方」を意識して清潔感のご提供を心がけています。