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5☆s 講師ブログ

本田選手走ってます

ミランの10番、本田圭祐選手の話題でもちきりです。

日本のメディアは極めて好意的に報じていますが、イタリアではどうなのでしょう。

イタリアでは、スポーツ紙が出場全選手の点数評価をしています。
そのうち有力3紙の評価はほぼ同じでした。

まず、初めて出場したサッスオーロ戦では、揃って最高点をつけていました。
ところが、次のリーグ戦のベローナとの戦いでは、そろって最低点。
心配していた「知名度のないミランの10番」への酷評が始まったかに思われました。

評価の低い理由は簡単です。
前半早々に訪れたデ・シーリョからの絶好のクロスに対して、
まるで中学生のようなトラップミスをしたことです。

これには、目の肥えたミラニスタならずとも、日本のサッカーファンでさえ思わず絶句してしまいました。
まさかミランの10番が、あんなにテクニックがなかったとは・・・

ミランの歴代の10番と言えば、フリット、サビチェビッチ、ボバン、そしてあのルイ・コスタ、セードルフ。
まあ、ケビン=プリンスは短かかったけれど、サッカーファンなら誰でもよく知っている人ばかりです。
この中で、こんなイージーなトラップミスをした人は皆無です。

思えば、ワールドカップ南アフリカ大会の初戦で、本田はカメルーン相手に先制ゴールを決めましたが、
皆さん覚えていますか?
実は、このときも彼はイージーなトラップミスをしています。

ところが、そのボールが幸いにも本田の左足の前にコロコロと転がってくるではありませんか。
この選手は、テクニックよりも、強運で勝負するタイプなんだと納得しました。
しかし、今回は本田の足から大きく離れたボールは、そのままキーパーがキャッチ。
神様だって、そんなに何回も奇跡は起こせませんよね。

さて、3戦目のカリアリとの対戦では、本田の評価は総じて厳し目です。
3回もの決定的チャンスを逃したのだから、最低点を付けられなかった方が不思議というもの。

ただ、なぜ最低点がつかなかったかは明白です。
確かにヘディングの場面を除けば、テクニックのなさからゴールを決められませんでしたが、
それまでに死ぬほど走りまくって、数々のチャンスを作り出すことに貢献したからです。

まさに、今までの本田とは全くの別人です。
テクニックは急には上達しませんが、走ることは本人の意識次第でいくらでもできます。

仕事でも、突然能力がアップすることはありませんが、

まずは、与えられた仕事に、一生懸命取り組むことは誰にでもできるはずです。

本田選手には、ぜひこのまま走り続けてほしいと思います。
次のシーズンでも10番を背負うことができるかどうかは非常に難しい問題ですが、
まちがいなく今年のワールドカップでは活躍できます。

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