株式会社ファイブスターズ アカデミー

発電には水力発電や火力発電、そして原子力発電などがありますが、
大切なことはエネルギーに効率よく変換できるかどうかと、資源がどれだけあるかということです。

そういう意味では、原子力発電がもっとも優れています。
ただし今回の震災のことを考えると、1000年に一度の災害まで考慮に入れないと
絶対に安全とは言えなくなりましたけど・・・・

しかし、マスコミは、ＣＯ２を出さないクリーンエネルギーということで
風力発電をよく取り上げます。
１機１億円もする大きな風車が林立する光景は、近未来的ですらあります。

最近聞いた話では、あんな大きな風車よりも、もっとコンパクトに風を捕まえられる
効率のよい風車が開発されているそうですが、日本では採用されないそうです。
なぜなら、価格が安いからです。

エコビジネスというのは、あくまでビジネスですので、企業が利益を上げる必要があります。
安い発電設備を普及させても企業にメリットはありません。
正直言って、エコという名のもとに、ここまで経済効率性を無視してしまうのも
いかがなものかと思いますけど・・・

それはさておき、あの風車による発電は本当に有効なのでしょうか。
専門家の方にお聞きすると、発生した電力が安定しないのでそのままでは供給できないそうです。
そのため、様々な付帯設備が必要になり、相当割高になるそうです。

ヨーロッパなどと違い、日本では常に一定の風が吹いている場所はほとんどないそうです。
そして強い風となると、台風のときにはとんでもなく強い風が吹きます。

そして台風のときには、例の風車はあまりに羽根が回りすぎて壊れる危険があるので
羽根を動かなくする必要があるのです。

では、どうやってあの羽根を動かなくするのでしょう。
それは、電力を使って羽根を固定しているです。

落語みたいなオチになってしまいましたが、本当の話です。