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5☆s 講師ブログ

肝っ玉かあさん

最近のビジネスシーンにおける女性の活躍は、目を見張るものがあります。

でも、完全なる男社会のはずのウィスキー造りの世界でも、かつて大活躍した女性たちがいたのです。
まずは、スコッチ界の「肝っ玉かあさん」と呼ばれた人のお話しです。

ジョン・カミングが農業の傍ら『カードゥ』を造り始めたのは、今から200年ほど前のこと。

当時ウィスキー造りは農閑期の副業として盛んに行われていましたが、周辺の農家も含めて当然のごとく密造でした。

彼らにとっての天敵は、お上の査察団。

ところが、カミングの妻ヘレンのリスクマネジメントは実に大胆なものでした。

まず査察団が巡回に来ると、自宅を宿として提供したい旨慇懃無礼に申し出ます。

そして彼らがヘレンの手料理に舌鼓を打っている間に、納屋に向かって猛ダッシュ。
急いで屋根の上に合図の旗を掲げては、仲間に査察団が来たことを知らせたのでした。
これが「肝っ玉かあさん」と呼ばれた由縁です。

しかし、ヘレンの勇猛果敢な行動にも関わらず、あえなく密造が見つかり3回も検挙されてしまいます。

脱税は割に合わないと悟ったジョンは、1824年政府公認の蒸留所として再スタートを切ります。
ちなみに、同じ年に政府公認の第一号となったことで、「最も古いスコッチ」と呼ばれるようになったのが『ザ・グレンリベット』だったことは、2014年4月のブログでお話ししましたよね。

それ以降ヘレンの情熱は、脱税ではなく商売の方に注がれることになります。

面白いことに、その女傑の才能を引き継いだのは、ヘレンの息子ルイスに嫁いだエリザベスでした。

彼女はルイスの死後蒸留所を任されると敏腕経営者として『カードゥ』の業容を一気に拡大し、その名声を不動のものとしました。

なんと「ウィスキー産業の女王」とまで呼ばれたそうです。

そして1893年、ついにあのジョン・ウォーカー&サンズ社が買収に乗り出し、
以来『ジョニー・ウォーカー』のキーモルトとして、なくてはならない存在となったのでした。

私がお勧めするのは、『ジョニ黒』との飲み比べ。

ストレートよりも、同じ分量の水で割るトワイスアップの方が、似ているところと違うところがはっきりわかります。

華やかな味わいの『カードゥ』。

そしてその『カードゥ』で、ピート香の強い『ラガヴーリン』を見事に包み込んだのが『ジョニ黒』。
この絶妙なバランスなくして、ジョニー・ウォーカーの世界進出は成功しなかったでしょう。

「肝っ玉かあさん」と呼ばれたヘレン。

「ウィスキーの女王」と呼ばれたエリザベス。

完全なる男社会の中でも、燦然と輝きを放っていた女性たちが確かにいたのです。

ところがなんと、職人の世界でも大活躍した女性がいました。
しかも、最初は3カ月間のパートタイマーだったのに・・・。

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