株式会社ファイブスターズ アカデミー

大震災から３週間。
この間、様々なイベントが自粛のため中止されました。

その背景には、東北で大変な思いをしている人がいるときに、
楽しいイベントなどは不謹慎だという考えがあります。

たしかに、震災直後はそれどころではないという気持ちでした。
しかし、そろそろ１ヶ月になろうとするのに、自粛する必要があるのでしょうか。

被災者にとって今必要なものは、まちがいなく支援物資です。
そのために、日本国中のいたるところで義捐金の募金が行われています。

しかし、長期的な視点で見ると、絶対に必要になるのは、被災者の「雇用」です。
今回の震災で、働き場所を失った人たちの数は相当なものになります。
彼らに働き場所を提供できるかどうかは、
私たち一人ひとりの消費行動が、活発になるかどうかにかかっています。

自粛は何も生み出しません。
本当に被災者のことを考えるならば、自粛などせずにイベントは実施すべきです。

被災者の方々が我慢しているからといって、被災していない私たちまで消費を抑えることは
結果的に被災者をますます苦しめることになります。

もうすぐ花見の季節です。
自粛して、家に閉じこもって震災報道を見たところで、心はまます暗くなるばかりです。
それよりも、生かされていることに感謝しながら、生きている喜びを、
桜を眺めながらかみ締めたいと思います。