株式会社ファイブスターズ アカデミー

まずはお気軽に
お問い合わせください。

03-6812-9618

5☆s 講師ブログ

失敗学(1)

東大名誉教授の畑村洋太郎は、言わずと知れた「失敗学」の権威。 もちろん、彼の著書にはあの有名な「ハインリッヒの法則」も紹介されています。 アメリカの損害保険会社の技術・調査部の副部長だったハーバート・W・ハインリッヒは、「1件の重大災害の陰には29件のかすり傷程度の軽災害があり、その陰にはケガには至らないもののヒヤリとしたり、ハッとした事例が300件ある」という、お馴染みの論文を発表したのは1929年。 すでに100年近く経っているのに、現在でもこの法則が金科玉条のごとく語られていること自体、事故を防止するのがいかに難しいかを証明しています。 なぜ、事故防止はそんなにも難し…

続きを読む

その一言

最近は在宅勤務が多いため、めったに電車に乗ることはありません。 会社へも車で出勤しているため、ここ3年ほどは電車には全く乗って いません。 そんな中、先日久しぶりに電車で出かけました。 電車を待っている間に、エキナカのショッピングモールで バーゲンセールをやっていたため、時間つぶしに覗いてみました。 それは、アクセサリーのお店で、子供にいいかな?と思える 可愛らしい動物のブローチがたくさんありました。 その中でも、パンダは皆が好きなので、色違いで2,3つもらおうと 店員さんにお値段を聞きましたところ… 「箱を開けた蓋の裏に書いてあります」の一言でした。 …

続きを読む

自分の「売り」(2)

相談に訪れる経営者の共通点とは、自社のすごいところに気づいていないことです。 例えば、金属部品加工の試作品を製作する会社は、下請けの受注が激減したことで深刻な事態に陥っていました。 社長は傍目にも気の毒なほど憔悴しきっています。 この社長に限らず、経営相談に訪れる経営者のほとんどは、とことん追い詰められています。 あらゆる手を尽くし、藁にもすがる思いでf-Bizを頼ってくるのです。 ところがこの社長の場合、話が技術面のことに移った途端にまるで別人のように表情が明るくなりました。 最新鋭の設備と、高い技術を持つ大勢の技術者たちは社長の誇りそのものでした。 依頼された仕事は絶対に…

続きを読む

自分の「売り」(1)

小出宗昭は静岡銀行の行員でした。 そして、サラリーマンなら誰でも持っている、それなりの出世欲もありました。 営業成績はいつも一番を目指していましたが、仕事がデキる人とは最短の時間で目標を達成できる人間だと考え、残業や休日出勤は一切せず、いかに効率よく成果を挙げられるかに取り組んでいました。 一言で言うと、与えられた仕事をクールにこなす「エリート・サラリーマン」を目指していたわけです。 ところが41歳の時、地元企業の事業支援を行う「SOHOしずおか」への出向を命じられます。 驚いたことに、そこには仕事のマニュアルどころか、成果目標さえ存在していませんでした。 県の担当者から、…

続きを読む

歴史ドラマ

最近、中国史劇のドラマにはまっています。 お気に入りはビデオにとって、時間がある時にゆっくりと鑑賞しています。 やはり、「中国5千年の歴史」と言われるだけあって、そのドラマの規模は、 壮大で華麗で見るものを魅きつけます。 私は特に「色」にこだわって見ていますので、登場人物の高貴な人の お召し物に注目しています。もちろんドラマですから、本物ではないにしろ、 制作費〇十億円と謳われていますので、時代考証に則った当時の服装を 模して作ってあるかと思います。 登場する人たちの一人一人の衣装が本当に手が込んでいて、 色合いも素晴らしく、見ているだけでもその芸術性に感動もので…

続きを読む

ベイズの定理(2)

「ベイズの定理」は、新型コロナの「PCR検査」と大いに関係があります。 ワイドショーでは、とにかく検査数をどんどん増やして「陽性」の人を炙り出し、徹底的に隔離すべきだとコメンテーターが大騒ぎしていました。 中には、もし可能なら国民全員を検査すべきだと主張する人も。 でも、「PCR検査」の結果はどこまで信用できるのでしょうか? 「クロと判定されたらとにかくクロだ!」と感情的になる医師もいましたが、本当にそうでしょうか。 検査によって、「陽性」の人が正しく「陽性」と判定される確率のことを「感度」といいます。 反対に、「陰性」なのに間違って「陽性」と判定される確率のことを「特異度」と…

続きを読む

廃棄ロス

現在ではなんでも「廃棄ロス」と、言われる時代です。 食品の廃棄ロスはかなり定着した感がありますが、実は洋服の廃棄ロスは それ以上に深刻であるとのニュースがTVでありました。 製造する側にも問題があるとは思いますが、私たち購入する者としても、 意識せねばならないと思いました。 そこで、先の連休で思い切って「洋服ロス」に取り組むことに しました! つい、バーゲンで「そのうち着るかも…」と軽い気持ちで購入した服が なんと多い事か! そういった服は長い間忘れ去られ、値札が付いたまま放置されていました。 結果、大きな段ボール2,3個分の不要な服が出てきました。 …

続きを読む

ベイズの定理(1)

ある日の夕方、タクシーが人身事故を起こしました。 タクシーはそのまま逃げてしまいましたが、目撃者が現れ「青のタクシーだった」と証言します。 ところが、その街には「青」だけでなく「黒」のタクシーも走っています。 夕方なので見間違えた可能性もあります。 そこで、目撃者を呼んで実験してみることにしました。 すると、青か黒かを正しく判定できる確率は80%でした。 もし、あなたが刑事なら、青のタクシーに対象を絞って捜査を進めますか? まぁ、証言の信頼性(たしからしさ)は8割もあるわけですから、普通に考えれば青のタクシーを調べますよね。 ところが、この捜査方針が正しいかどうかは、青…

続きを読む

時よ 止まれ

研修業界にとっては、4月はまさに「天王山の決戦」という 位置づけです。 4月の第1週にほとんど全てのクライアントの新人研修が集中するため、 ファイブでは1年前から講師の日程調整に入ります。 よって、この4月が終わったら、休む間もなく来年度の新人研修の 始まりとなります。時々、1年中新人研修をやっている? そんな気になるのも当然かもしれません。 しかし、この長きに渡る準備期間も、社会状況の激変で、 直前での研修内容の変更を余儀なくされることが多く、 あっという間に過ぎてしまいます。 「10年ひと昔」と以前はよく言っていましたが、 今では「1年ひと昔」の感を強…

続きを読む

結果自然成(2)

その患者の手記は、「手術を受けるその朝まで『もしも』のことは考えず過ごしてきました」という書き出しで始まり、「やはり死ぬ覚悟ができず死を想像できませんでした。思うのは子どもたちの未来。親の思い、主人の思い、子どもの思い、友の思い。たくさんの思いに支えられ私は生かされているんだ、とあらためて感じた今回の手術でした」と綴られていました。 きっと彼女も怖かったに違いないという南淵の考えは、ものの見事に裏切られたのです。 リスクの理解などすっ飛ばして、ただただ家族とともに生きる未来だけを考えていたというのですから。 「治すぞ!」という思いは医師も患者も同じです。 でも、背負っているもの…

続きを読む

初めての方へ研修を探す講師紹介よくある質問会社案内お知らせお問い合わせサイトのご利用について個人情報保護方針

© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.