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2009年05月

心配症遺伝子

日本人の脳は、なぜ不安を感じやすいのでしょうか。これから2回にわたり、脳科学の視点からいくつかの仮説を提示したいと思います。まず、セロトニンのトランスポーターに関する遺伝的な特徴です。セロトニンとは、脳内の情報伝達物質で、幸福感などに関係するといわれています。また、セロトニンは攻撃性を抑制する働きもありますので、これが不足すると人はキレ易くなります。さて、このセロトニンを運ぶのがトランスポーターですが、こちらの遺伝子には2つのタイプがあります。s型とl型です。sはshort、lはlongの頭文字です。s型遺伝子を保有していた場合、トランスポーターの産生量が少ないため、不安を感じやすくなります。…

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タクシー

昨晩、いつものように帰宅するときに乗ったタクシーの運転手さんは仲良しのKさんでした。このKさんのタクシーは車内に「良い気」が流れているので、とても自然に家族や世間話がはじまります。でも昨晩は、このKさん、「足立さんだから話をしますが・・・」と前置きをして次のように話はじめました:わたしは以前の仕事では、この年代に不相応なほどの収入を手にしていました。その頃、自分は家庭を顧みず、部下を顧みずに、それこそ「女あそびから、車まで・・・」ごt多分にもれず遊びほうけていたとんでもない人間でした。今から思えば恥ずかしいくらいに不遜な生き方をしていました。ところが3年前、二人目の娘が生まれたとき「先天的な難…

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セルフヒーリング

昨晩テレビで「尾崎亜美さん」の歌番組をやっていました。私が好きな歌手ですので、夜遅くの番組でしたがつい聞き入ってしまいました。ご存知の通り、彼女はシンガーソングライターで、自分の曲ばかりでなく松田聖子、杏里、高橋真梨子などのヒット曲も書いています。今回の番組ではそういった他の歌手のために書いた曲を「セルフ カバー」して歌いましたのでそれは、それでまた曲想が違っていて、とてもよかったのです。ところで、その番組の中で、彼女は面白いことを言っていました。「作曲に疲れると、料理をすると落ち着く。自分は特に野菜の煮物料理をする」と言うのです。作曲とは畑違いの仕事をしている私でも、この感覚はすごく理解でき…

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花言葉

五月の第二日曜日は母の日ということで、巷では赤いカーネーションをたくさん見かけましたがこのカーネーション、その花びらの色で「花言葉」が大いに違うことをご存知ですか?赤  :母の愛、情熱ピンク:あなたを愛する白  :私の愛は生きている黄  :軽蔑最初の赤、ピンク、白のカーネーションなら贈っても、もらってもいいでしょうが、黄色ならいかがなものか?ということになりかねません。以前、入院している友人にお見舞いに黄色のカーネーションをフラワーアレンジメントで贈ったことがありましたが・・・こんな花言葉とは知りませんでした!これからは、花を贈るにしても「花言葉」もしっかりと確認せねば・・・

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見知らぬ人

朝のウォーキングが気持ちの良い季節となりました。毎朝、一時間ほど市内の神社まで歩くのですが、道中、決まった場所で決まった時間に出会う中年のご婦人がいます。最初はまったく、見知らぬもの同士がただすれ違うだけでした。しかし、3ヶ月ほどすると、どちらからともなく「おはようございます」と笑顔であいさつだけはするようになりました。そして、半年経つと「一緒に歩いていた娘さんはどうされたのですか?」とか「犬が病気で・・・」とかちょっとしたことを立ち止まって話すようになりました。そして今では、相手:「孫が来ているのもので、ここ数日はウォーキングができなかったのです」私:「へぇー、お孫さんがいらっしゃるのですか…

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駅構内放送

先日の土曜日、ある私鉄に乗っていました。あいにく、信号機故障のためダイヤが大幅に乱れての運行でしたので、途中、車内放送では遅延のお詫びが何回となく流れていました。幸い私としては急ぐ旅ではありませんでしたので「いずれは目的地に着くでしょう」と気軽な気持でいたのです。ところが・・・とある駅に到着すると、前と後ろの車両を切り離して行き先を二手に分ける作業がなされました。通常2,3分で終了して、さっさと出発するのですが、この日はどうしたわけか、作業が終了してもなかなか出発しないのです。どうしたのだろう?と誰もが不審に思い始めたころ、突然「発車時刻となっておりますが現在、乗務員がおりませんので電車は動き…

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日本人はなぜ心配性?

日本の景気悪化を加速しているのは、消費の冷え込みです。たとえ少ない収入でも、なんとか消費を切り詰めて貯蓄に回そうとする私たちの姿勢こそが原因なのです。と、ここまではこのプログで何回も述べました。すでに耳タコの人も多いでしょう。では、なぜ私たちは、このような消費行動をとるのでしょう。その答えは「不安」だとも書きました。将来に対する不安心理が、消費を切り詰めてツメに火を灯すようなi貯蓄¥行動に走らせるのです。でも、ちょっと待ってください!他の国はどうなのでしょうか?日本以上に将来が心配な国は、世界中にたくさんあるではありませんか。でも、なぜか日本だけが異常なまでの貯蓄行動に走っているのです。今、国…

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犬の能力

生き物の中で知的能力が一番長けているのは、霊長類である「人間」であるというのは当然にしても、それ以外の動物では知的能力はどの程度なのか?とても興味のあるところです。世の中ではこういったときにはすぐに、チンパンジーが取りざたされるのですが先日、「犬の能力」という番組でめずらしく犬を取り上げて実験をしていました。その中で、犬もチンパンジーと同じようにTVゲームをやりながら、正解を学習している姿がありました。また、学習したことがない新しい項目についても、今まで自分が学習した経験から、自分で判断して正解を選べる領域の「知的能力」があることも証明されていました。さらに面白いことに、犬が「嬉しい」というプ…

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多様化

今朝のNHKのニュースでトラの子を取り上げていました。「取っておき」と言う意味の「トラの子」ではなく、本当の動物の「虎の子」のことです。ある動物園で母トラが三匹のトラを産んだのですが、育児放棄をしたため三匹のうち一匹は死に、残りの二匹は仮死状態となっていたのを飼育係の人たちが必死の看護でどうにか命はとりとめたという話でした。ここまではよくある話なのですが・・・このトラの子たち、順調に成育する中で二匹とも後ろの左足に障がいが見つかり、歩行ができないことが分かったのです。通常、こういった場合、自然界の掟にしたがって安楽死を選ぶところなのだそうですが、この二匹のトラの子の必死に生きようとする姿を見て…

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バブルはコントロールできる

前回、ジャブジャブのお金を供給することでインフレを作り出せるか、もし作り出せないとしても株や土地の値段が上がると書きました。こう書くと、心配性の方は、バブルの再来を懸念するかもしれません。「バブル」という言葉を聞くと、まるで過去に犯した犯罪のように思っている人もいるようです。しかし、景気がいいということは、多かれ少なかれ「バブル」の要素を含んでいるのです。問題は、それが適正価格から大きく逸脱しているかどうかです。すでにこのブログで書きましたが、土地の値段にはファンダメンタル価格という適正価格があります。株だってそうです。PBRとかPERといった目安はそのためにあるのです。私は、金融政策とは、一…

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