株式会社ファイブスターズ アカデミー

まずはお気軽に
お問い合わせください。

03-6812-9618

5☆s 講師ブログ

貯蓄は悪である!? (2)

国民の多くが貯蓄に励めば励むほど景気が低迷することは、随分前から知られていました。

私も、学生時代に勉強したサミュエルソンの本の中に「節倹のパラドクス」というのがあったことを覚えています。

今回は、この理論を使って、バブル崩壊後の日本の景気低迷を説明しましょう。

デフレが深刻化した90年代末に、当時の小渕内閣は、ケインズ経済学の教科書どおり大規模な財政出動を行いました。

つまり、様々な公共事業を行い、建築業者らにお金をバラ撒いたのです。

現在、日本国の借金が800億円超と言われて問題視されていますが、このときの追加の借金も結構大きな要因となっているのです。

ただ、この政策が間違っていたわけではありません。

最近は公共事業がムダの代名詞のように言われていますが、決してそうではありません。

ケインズはなんと「穴を掘って、すぐに埋め戻すような公共工事でも意味がある」と言っています。

なぜなのでしょうか。

公共事業がなぜムダでないかについては次回解説しましょう。

初めての方へ研修を探す講師紹介よくある質問会社案内お知らせお問い合わせサイトのご利用について個人情報保護方針

© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.