株式会社ファイブスターズ アカデミー

若いころにテニススクールに通っていたこともあって、８月の末から
始まった全米オープンテニスは、テニスファンとして夏の大きな楽しみです。
そして、そのオープンテニスが今、佳境に入っています。

もちろん、日本の男女二人の選手の応援は当然ですが、それにしても
この酷暑の中、時速100キロを越えるサーブを必死に追っかける選手の姿は、
痛々しくさえあります。

聞くところによると、気温が35度を超えるとコート上では、照り返しのために
60度近い温度になるとか。まったくもって、最後は気力の勝負にならざるを
得ない過酷な試合となっています。そのため、今年は熱中症予防対策として
「ヒートポリシー」が設けられているのだそうです。

そんな中、一球毎に「気合」を込めて全身から汗を振りまきながら戦う
二人の選手に、私は心から拍手を送っています。試合に勝っても負けても、
戦い抜いた両者が勝者のように思えます。

そして、観ている者の心を和やかにするのは、試合後に選手二人が
ネットを挟んでお互いの健闘をたたえ合う、あの場面です。

まさに、スポーツマンシップの象徴であるこの場面では、両者を称えて
惜しみない拍手が観客から沸き起こるのは当然でしょう。

試合中は、闘争心むき出しの両選手であっても、最後は握手してコートを
後にすることで、気持ち新たにまた次の試合に臨めるのだと思います。

しかし、この暑さの中で試合を勝ち抜くのは一体誰だろう？と興味はつきません。