株式会社ファイブスターズ アカデミー

まずはお気軽に
お問い合わせください。

03-6812-9618

5☆s 講師ブログ

介護を考えるⅠ

昨年は、育児をしながら仕事をしている女性に対する支援で
ダイバーシティの講演をすることが多かったのですが、
昨年の後半から今年に入って、「育児より介護」の講演のご要望が
増えてきています。

2025年には、第一次団塊の世代が75歳の後期高齢者となるため、
その子供世代は最悪「介護離職」を迫られる!との話がかまびすしく
言われています。

どの親も、自分の介護のために子供が仕事を辞めるなんてことは
してほしくないと思うでしょうし、そこまでして介護してほしいとは
思わないと、私などは思っています。

しかし、体が利かなくなって一人暮らしができなくなると、
致し方なく施設に入るしかないと思いますが、これもまた問題が
発生します。

それは「入居者同士のおつきあい」です。

今まで、自分が選んでお付き合いしてきた人間関係とは異なり、
どこかしら老化現象を抱えた高齢者同士が関わり合うわけですので、
通常の人間関係よりさらに難しいことは、想像に難くありません。

そこで、私は北欧のように地域の人たちが皆で独居老人のお世話を
するというのが、一番理想的ではないかとの想いに至りました。

まずは、我が家の向こう三軒両どなりのお宅と今まで以上に密に
お付き合いをすることと、現在それに取り組んでいます。

お互い年配者同士で、子供も育ちあがって夫婦でのんびりという
ご家族ですので、いただき物は少しずつお裾分けをし合い、
そのついでに近況報告など世間話に花を咲かせています。
(私は働いているので、もっぱら土日となりますが)

また、地域でイベントがあると「ご一緒しませんか?」と、声をかける
ようにしています。夫が町内会長をしていることもあり、
そういった声掛けがしやすいこともあります。

最近、3軒先にアメリカ人の若いご夫婦が引っ越してきて、可愛い
赤ちゃんを抱えてよく散歩しています。そんな姿を見かけると、
昔取った杵柄で片言の英語で話しかけるようにしています。

こんな些細なことでも、その奥さんは殊の外喜んでくれて、
最近では遠くからでも手を振って挨拶する仲になりました。

ことほど左様に、介護問題は私たちのような世代には、深刻かつ
早急な問題ですが、少なくとも元気でいる間は、地域の人と楽しく
お付き合いを通して、何かあっても施設に直行ではなく、地域で
助け合える環境を普段から築くことが大切と感じています。

介護施設に入ることで介護問題が解決するわけではありません。
いずれ、入所することになっても、入所前のご近所コミュニケーションが
大切だということですね。

願わくばいつまでも自宅でいられる元気な自分作りが、根本です。

初めての方へ研修を探す講師紹介よくある質問会社案内お知らせお問い合わせサイトのご利用について個人情報保護方針

© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.