株式会社ファイブスターズ アカデミー

会社の最寄の駅は地下から長いエスカレーターで地表に上がってきます。
今朝の通勤ラッシュの中で、女性の服装を見ていますとほとんどの方が
あの「はにわスタイル」なのです。

つまり、薄いスカートにスラックス、ジーンズもしくはスパッツをはくという
まったくもって私には理解できない、はにわのような服装のことです。

そういえば、この「はにわスタイル」も3年ほど前に「こんな格好が…？」
と思っていましたら、あれよあれよという間に広がり、今では猫も杓子も
この格好でご通勤となっています。
更に言えば、若い女性ならいざ知らず中高年の女性までもが…です。

ことほど左様に、周りを見渡すと「昨日の『変』は、今日の『当たり前』」
ということが多いことに気づきます。

たとえば、男性のバッグです。以前は男性用ビジネスバッグといえば
学校の先生が持つようなものでしたが、アルミのアタッシュケース、そして
パソコン仕様のパッキングが施された布製のショルダーになり、
さらに今では女性のバッグのように取っ手がついた小さなハンドバッグ
までも出てきています。（これは私が欲しいくらいです。）

「エステサロン」もしかりです。エステといえば昔から
「美顔、美肌、ダイエット」の三拍子そろえて女性のためのものと相場が
決まっていましたが、今では「男性専用のエステサロン」が大はやりです。
入会するのに「3ヶ月待ち」との話を聞きました。

また、料理教室も「お父さんのための料理教室」「単身赴任のための…」と
タイトルは違えども、生徒さんは満杯で入会はウェイティングということです。
皆さん入会されるとなかなかやめないので講座増設と、うれしい悲鳴だそうです。

こうして考えていくと、私たちの生活環境は確実に多様化しています。
そこで暮らす私たちは今までどおりの意識ではいけない、柔軟に
受け入れていかねばと感じます。

さーて、私も「はにわスタイル」で決めようかな？
でも、私が着ると「妊婦服」みたいと言われそうで…。