株式会社ファイブスターズ アカデミー
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フリードマンによれば、日本の組織は間違った選択をするために、わざわざ根回しをしていることになります。
なぜ、こんなことになってしまったのでしょう?
議論を嫌う日本では、意見が異なる人は組織にとって「異分子」と見なされます。
同一性を重んじる日本では、「異分子」への対処法は二つしかありません。
排除するか、あるいは転向させるか。
排除するとなると波風が立ちます。
そこで、転向させようと用意周到な根回しが行われるのです。
でも、根回しが成功することは、組織の中の誰かが妥協していることに他なりません。
妥協する人の心理はこうです。
「私はそうは思わないが、上がそう言うなら仕方ない。ただし、良くない結果が出たとしても私の責任ではない。なぜなら、私はもともと違う意見だったのだから」
「当事者意識」がまるで感じられませんが、こんなスタンスでいいのでしょうか。
これで、果たして「チーム」と言えるでしょうか?
プロなら、皆「当事者意識」を持っています。
自分の考えを持ったプロ同士がそれをぶつけ合うことで、問題の本質が明らかになります。
問題の本質がわかれば、対策のための議論が生まれます。
つまり、議論しなければ問題の本質が明らかにならないのです。
ということは、議論をしないトップダウンの組織は、問題の本質を見誤っている可能性があります。
しかも、悪いことに日本のトップは、誤った選択をしても責任を取りません。
最終的にスタッフが責任を取らされるのなら、最初から徹底的に議論するべきです。
議論を重ねることで、スタッフは自分の頭で考えるという習慣を身につけていきます。
つまり、議論をすることでプロに成長していくのです。
でも、スタッフが成長すると別の問題が生じます。
それは、他チームに引き抜かれるリスクが高まることです。
ところが、フリードマンはそんなことは全く問題ではないと言います。
「何人かが他のチームに引き抜かれましたが、それによってドジャースの秘密を盗むことはできません。我々の強みはまさに一人ひとりの力の結集だからです」
アメリカでは、一人ひとりの力を結集した組織を「チーム」と呼びます。
チームとはプロの集合体のことなのです。
大谷がいくらスーパースターでも、彼一人では世界一にはなれません。
フリードマンも、自分一人では何もできないことを知っています。
だから、チームの一人ひとりがプロ意識を持ち、そのパワーを最大限発揮できるように環境整備に心を砕くのです。
でも、具体的にはどうしたらいいのでしょう?
栗山が強い衝撃を受けたシーンがあります。
それは、フリードマンが球場の食事のサービスをしている女性に対して、優しい言葉をかけていた姿です。
まさにリーダーがチームの一人ひとりを大切に思い、感謝と期待の言葉を伝えているのです。
人は、どんな時にモチベートされるのでしょう。
私たちは、それを真剣に考える必要があります。
あなたはどうですか?
仕事に関しては詳しいかもしれませんが、メンバーが全力を出すために自分は何をしたらいいか知っていますか?
もしあなたが、自分の組織は互いの意見をぶつけ合うだけのプロ集団にはなっていないと感じるなら、まずはあなたの行動から変えてみましょう。
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