株式会社ファイブスターズ アカデミー

今年のＮＨＫ全国学校音楽コンクールではゴスペラーズが作った「言葉にすれば」という
曲が課題曲となっています。
それに取り組んでいる宮城県、東京都、広島県の高校の合唱部をゴスペラーズが訪問して、
どのような取り組みをしているかを探訪するという番組が今日ありました。

高校生といえば、生意気ざかりな年頃で･･･と思いきや、それが結構、男子生徒も女子生徒も
一生懸命発声練習をして基礎練習をしながらけなげにこの難しい課題曲に挑戦している
のです。

はじめは、この合唱部は大丈夫かな？と思える程度だったのですが、ゴスペラーズが
「仲間の声を聞いてお互いに合わせていく事が大切だよ」というアドバイスをすると
本当にみんなの声が生き生きとしてきて、表情まで明るくなり自信に満ちた声になるのが
聞いていて分かりました。これには感動しました。

番組で取り上げた３校は無事に都道府県大会を勝ち抜きましたが、残念ながら
ブロック大会には出場ができませんでしたが、合唱部のメンバーが
「歌がこんなに楽しいとは思わなかった！」との言葉に、見ているほうも救われた
思いがしました。

青春時代にこうやって皆と力を合わせて何かをやり遂げたという経験は今後の人生で
必ずや自分の血と肉になって行くだろうと思いますし、若い人が何かに打ち込んでいる
「一生懸命な姿」を見ていると、日本の未来も捨てたものではないなと思いました。

そして、こういった若い人たちに引き継いでもらえる「良い社会」を私たち大人は
作らねばと思わざるを得ませんでした。