株式会社ファイブスターズ アカデミー

写真家の織作峰子さんのお話を読みました。それは人の美しさはさりげないところに出てくるのだというのです。
椅子に座ってさりげなく首に巻いたスカーフを取る。さりげなくお茶を飲む。そして、歩道をさりげなく歩く姿に・・・・
しぐさや表情にはその人の「人となり」が表れる。さりげない様子からにじみ出る「人となり」をカメラに収めてきたということなのですが、言われてドキッとしました。

常に研修でもお話していることですから、内容的には納得するものですが、この「さりげない」という点は本当にそうだと感じました。
意識しているときは「見せたい自分」を表現することはできるのですが、「見られる自分」の中に「本当の自分」が出るのは、まさにこの「さりげない時」ではないかと思うのです。

たとえば、人が食事するときの様子～箸の持ち方、使い方、箸を口に運ぶときの様子、口の動かし方、お茶碗の持ち方などなど～その人の今までの生き方が見えますものね。

こう考えると、人前で食事をするのが怖くなります。