株式会社ファイブスターズ アカデミー

人間、どんなことに対しても「馴れ合い」という心のたるみが
生じるのは、いたし方ないと思います。

例えば、大切な友人同士でも、長年付き合っていると、
「馴れ合い」が生じ、「ありがとう」の感謝を伝えるのをつい、
省いてしまったりします。

また、家族でも、親からしてもらったことを「当たり前」
のように感じて、偉そうな口をきいてしまうこともあります。
そんな、親を親とも思わぬ「言動」に、親子げんかになって
しまうこともしばしばです。

この「心のたるみ」はビジネスでも発生しているとして、
ある弁護士の先生は次のように戒めておられます。

弁護士という職業上、ともすれば、周りの人から
「先生、先生」と呼ばれ、敬われることが多いが、
自分は、「先生と呼ばれること」に安住せず、
「先生と呼ばれる業者である」と、心の中で受け止めている。
とのことでした。

世の中に「先生」と言われる職業がたくさんあります。
先生と呼ばれることで、なんだか「偉く感じている」としたら
それは、まさしく「心のたるみ」の何ものでもないと思います。

「先生と呼ばれる業者である」という言葉は、
私の心に深く突き刺さっています。