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5☆s 講師ブログ

ロイヤル・サルート

それほど多くのお酒を飲んでいるわけではないのであてにはならないのですが、
ウィスキーというのは不思議な飲み物で、同じお酒なのにその日の体調によって隋分味が変わります。
ある日はとてもおいしいと思って飲んでも、別の日にはきつすぎると感じることがあります。

ところが、いつ飲んでもまったく変わらずに「おいしい」と思えるものもあります。
私の場合、数少ないそのうちの一つがロイヤル・サルートです。

かなり値段の張るウィスキーなので、もしかしたら「高いからうまいはず」という
プラシーボ効果が働いているのかもしれません。

ロイヤル・サルートというのは、そもそもはイギリス海軍が
王室の特別行事のときに打ち鳴らす「王礼砲」を言うそうです。

ロンドンオリンピックでも元気な姿を見せたエリザベス女王は、
1952年に父ジョージ6世の逝去に伴いエリザベス2世として即位します。

この時の戴冠式で打ち鳴らされた空砲が21発。
そこに目をつけたシーバス・ブラザーズ社が発売したのが、このロイヤル・サルートなのです。
なぜこの名前をつけたかというと、21年以上熟成した原酒のみをブレンドしたからです。
うーん、何とも商売上手!
私の個人的な感想ですが、とんがっているはずのモルト・ウィスキーでも
18年ものくらいになると、まるでブレンデッド・ウィスキーのようなまろやかさを帯びてきます。
ですので、21年以上ものだけでブレンドしたウィスキーがおいしくないはずがありません。

考えてみてください。
会社で新規のプロジェクト・チームを発足するにあたり、
勤続21年以上のベテランだけでメンバーを組んだようなものです。

あ、この例えはちょっと不適切でしたかね。
なんとなくこのプロジェクト、口先ばっかりの人が多くて
実務者がひとりもいないため失敗しそうな気がしてきました。

話をもとに戻しましょう。
ロイヤル・サルートは、ビン詰めではなく陶器の入れ物です。
それを包むベルベットの袋も手触り抜群。
これでもかというほどの高級感満載で世に出したところ、大人気を博してすでに60年以上。

一口飲んだだけで、この味音痴の私でも「違いがわかる」のです。
それもかなりはっきりと。
ただひとつ注意点があるとすれば、バーなどで飲むと目玉が飛び出るほどの金額を請求されることです。

ここは清水の舞台から飛び降りるつもりで、思い切って酒屋さんに行きましょう。
今はかなり安くなっているので、ディスカウントの店なら1万円札でちゃんとおつりがきます。
人生のうちで、極上の気分が味わえることってそう何回もないですよね。

このウィスキーを飲みながら、21年前の自分に思いを馳せるなんてのも面白い趣向です。
もしも、ウィスキー一本で、あなたの人生が少しでも豊かになるとしたら結構おトクな話だと思いませんか?

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