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5☆s 講師ブログ

ウソを見抜く心理学(1)

私は10年前に「『売る力』の法則」(PHP研究所)という本を上梓しましたが、
その中に「しぐさで見抜く」という一章を設けました。

人間のちょっとしたしぐさが、どのような心理状態を表しているのかという研究や知見は結構存在します。
それらを丹念に集めて、ひとつの章として構成したわけです。
今回は、ウソをついたときのしぐさについて、最近の研究なども含めてお話したいと思います。

まず、ウソをつくと、わずかではありますが体に緊張感が走ります。
生理学的に言うと、交感神経が優位となります。

すると、ごく若干ではありますが、体がこわばったり発汗したりします。
ウソ発見器というのは、微量の電流を流して、手のひらの発汗作用を感じ取るしくみなのです。

では、ウソ発見器を持っていない私たちは、どうやってウソを見破ればいいのでしょうか。

心理学の知見とししては、以下のしぐさが見られるといいます。
・早口になる
・怒りっぽくなる
・瞬きが多くなる
・口元に手がいく
・足が落ち着きなく動く
・「私」という言葉が極端に少なくなる

口元に手が行くというのは、罪悪感からウソをついた「口」を隠したいという心理です。
また、顔は平静を装っていても、足には本音が出てしまいます。
何人かのうちひとりにだけウソをつかせて、その様子をビデオに撮ります。
すると、顔だけをアップにした画面では見抜けないのですが、
足だけを撮った画面を見せると、ほとんどの人がウソつきを言い当てました。

「私」という言葉が少なくなるというのは、ウソを言っている体と、
自己のアイデンティティである「私」とを切り離したいという心理だと心理学者は解説しています。

次回は心理学者以外の人、つまり警察の捜査関係者などが
どうやって容疑者のウソを見抜いているのかお話しましょう。

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