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5☆s 講師ブログ

キメラの顔

心理学の実験に使うもので、キメラの顔という不思議な顔のイラストがあります。
私の研修でも内容によっては、このイラストを使います。

悲しそうな顔と、うれしそうな顔をタテに真っ二つにして、それぞれを逆に張り合わせたものです。
これをタテに並べたものを一瞬だけ見せて、どちらが幸せそうか質問します。

理屈で考えると、どちらにも悲しそうな要素と嬉しそうな要素が含まれているわけですから、
確率は1/2、つまり大勢の人に実施すれば半々に分かれると思いますよね。

ところが実際は、右顔面が嬉しそうな顔の方を選ぶ人が圧倒的に多いのです。
つまり、私たちは、相手の感情を読もうとするとき、その人の右顔面を見て判断しているということになります。

なぜ、相手の右顔面で判断するのでしょう?
その説明の前に、そもそも相手の右顔面というのは、
自分の左目に入力される情報だということを断っておきましょう。

さあ謎解きです。
実はこれも、前回お話しした右脳と左脳の働きの違いというメカニズムで説明できます。

相手の表情を見て感情を読みとるというのは、イメージの勝負です。
理論ではありません。

イメージの脳は右脳です。
よって、右脳と直結している左目から入る情報が重要になります。

キメラの顔の右顔面というのは、私たちの左目に入ってくる情報です。
ですので、この情報を手かがりにして、私たちは相手の感情を判断したのです。

ところが、研修でこの実験をすると、逆に左顔面で判断するという人も少なからずいます。
その人は、かなり分析的に見た人です。
やれ、どちらの図は口角が上がっているとか、目じりが下がっているとか・・・

このタイプは、日常生活でも相当理屈っぽい人だといえます。

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