株式会社ファイブスターズ アカデミー

大人数の部署にいると、あなたがいくら仕事を頑張ってもあまり目立ちませんよね。
でも反対に、少しくらい手を抜いても、結構ばれないというのもまた真実。

この手抜きのことを「フリーライダー現象」と言います。
フリーライダーとは「ただ乗り」のことです。

リンゲルマンという学者は、綱引きの実験でこれを証明しました。

まず、ひとりで綱引きさせます。
その時の力を１００とします。
いわゆる「全力」です。

次に、綱の引き手を２人にします。
すると、平均９３％の力しか出さないそうです。

これが、３人だと８５％。
８人ではなんとなんと４９％と、半分も力を出していないのです。

どうです？
会社でも思い当たる節はありませんか？

集団の数が多くなればなるほど、「誰かがやってくれるだろう」と思う人が増えてしまいます。
でも、４９％なんて、もはや「少しくらい手を抜いても・・」という水準ではないですよね。

ですので、チームで仕事をするときには、どんぶり勘定のマネジメントではいけません。
各人のやるべき仕事の内容を細部に至るまで明確化し、
常にチェックしながら適宜修正していく必要があります。