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5☆s 講師ブログ

日本株は間違っている!?

前々回、国債の価格について、評論家が間違えているのか、
それともマーケットが間違えているのか、という話をしました。

株価について言うと、昨年の12月30日の日経平均は、8455円でした。
年末の価格としては29年ぶりの安値だそうです。

昨年の値動きを振り返ってみましょう。
10,380円で始まり、もみ合いながらも上昇基調で、3月10日は10,434円でした。

そして翌11日、あの震災が起こります。
株価は一気に急落し、15日には8,605円をつけました。
日本経済はまさに「お先真っ暗」の状態でした。

しかし、震災で多くの建物が失われたということは、
取りも直さず、今後多くの建築需要が見込めるということです。
ですので、ここを底にして株価は上昇カーブを描くだろうと誰もが考えました。

ところが株価がなかなか上昇基調に乗らないうちに、
ギリシャ危機が起こってしまいます。

そして11月には震災直後の底値さえも割り込み、あわや8,000円割れという
水準にまで落ち込みます。
私は、この2011年11月頃の日本経済が、震災直後よりも「お先真っ暗」だったとは
どうしても思えません。

ではなぜ、株価はこんなにも低迷しているのでしょう?

少なくとも日本は、EUの危機からはもっとも遠い位置にある国です。
しかも震災の復興需要があるので、かなり経済が活発化するはずです。

これも、マーケットが間違えているのでしょうか。
借金大魔王のはずの日本国債の価格は、チョー高値でした。
一方、今後経済がよくなるはずなのに株価はチョー安値です。

マーケットが正しいかどうかはちょっと横に置いておいて、
そもそもマーケットでは商品の価格はどのようにして決まるのか見てみましょう。

今、野菜のマーケットを考えてみましょう。
野菜の価格は、どのようにして決まるのでしょうか。

みなさんご存知の通り、売り手と買い手がいて、双方が合意できる水準で取引価格は決まります。
ですので台風などで野菜が不足すると、取引価格は急騰します。
この関係を難しい言葉でいうと、価格は「需要と供給」で決まると言います。
これは、野菜の以外の商品でも基本的には同じです。

バブルの頃を思い出してください。
土地の値段が、とんでもなく高い水準にまで高騰しました。
これも需要と供給の関係で決まったものです。

では、需要があるからと言って、どこまで高くなってもいいのでしょうか。
答えはNOです。
土地には適正な価格があるのです。

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