株式会社ファイブスターズ アカデミー

環境問題を訴えるテレビ番組などで、南極や北極の氷山が温暖化の影響で
融けていく映像が流されます。
そして、やがて海面が上昇して南の島は水没するなどと解説されると、
今すぐにでもエコに取り組まないと、という気持ちになります。

しかし、氷山の氷が融けると、本当に海面は上昇するのでしょうか。

結論から言うと、上昇しません。

理由は、アルキメデスの原理です。
小学校の理科の実験を思い出してください。

水は凍ると体積が増えます。
ペットボトルをそのまま、冷凍庫に入れて凍らせる人はいませんよね。
なぜなら、体積が増えて容器が破裂するからです。

この増えた部分が、北極の氷でいうと、水面上に見えている部分です。
ですので氷山全体が融けたとしても、水面下に沈んでいる部分と同じ体積に戻るだけです。
よって海面は上昇しません。

では、南極の氷の場合はどうでしょうか。
南極は大陸がありますので、北極のように氷山が海に浮かんでいるわけではありません。

よって南極大陸上の氷が融けると海面上昇につながります。
しかし、これも心配ないのです。
詳しくは次回で。