株式会社ファイブスターズ アカデミー

最近は、コラーゲン・ブームです。
化粧品から始まって、鍋やらサプリやら、ツルツルお肌を目指してみんな一生懸命です。

しかし、いきなり残酷な結論を言うようで気が引けますが、
コラーゲンの美肌効果というのは、科学的にはかなり怪しいのです。

現在、コラーゲンを食べることが、美肌効果につながるという科学的な証明はありません。
ですので、もし証明できれば間違いなくノーベル賞をもらえます。
ただし、そのときはもっと恐ろしい事態が起こるかも知れません。

それは何かと言うと、牛肉が食べられなくなることです。
なぜなら、牛肉を食べたら私たちは牛になってしまうからです。

私たちが牛肉を食べても牛にならないのは、胃腸で消化・吸収されるときに
タンパク質よりももっと小さな単位、アミノ酸レベルにまで分解されるからです。

つまり、牛肉のタンパク質構造のまま、胃腸から体内に吸収されることはないのです。
そして、そのアミノ酸は、体内でヒトのタンパク質構造に再構成されるのです。
たがら私たちは牛肉を食べても、牛にならないですむのです。

コラーゲンもタンパク質です。
しかもかなり分子量の大きなものです。
コラーゲンも牛肉同様、体内に吸収されるときは、
最小単位のアミノ酸に分解されてから吸収されます。

ですので、コラーゲンを食べようが、赤身の肉を食べようが
コラーゲンを形作る種類のアミノ酸でさえあれば同じことなのです。
また、コラーゲンが肌から吸収されるというのも科学的には証明されていません。

えっ?
でも、コラーゲン鍋を食べたら、お肌がツルツルになったって?

それはたぶん、鍋の湯気のせいだと思うのですが・・・・