株式会社ファイブスターズ アカデミー

まずはお気軽に
お問い合わせください。

03-6812-9618

5☆s 講師ブログ

カニッツアの三角形

思い込みというのは、脳の回路のしわざだという話をしました。

実は、私たちが今見ているものも、本当にそこに存在するのか疑わしい場合もあるのです。

目で見たものは、まるでテレビカメラのように、現実に存在するものを映し出していると
誰もが思っていますが、そうではありません。

脳という編集機能が備わっていて、理解しやすいように適当に編集してくれているのです。

カニッツァの三角形という大変有名な図形があります。

なんのことはない、鉤のようなものが3つ、凹んだ部分を真ん中に向けて
それぞ独立して置いてあるだけです。

もっとわかりやすく言うと、鉤というよりも、丸い円に三角の切り込みのあるものです。
昔流行った「パックマン」というゲームの、あのなんでもパクパク食べるヤツを
覚えているでしょうか。
まさにあのイメージです。

今、正三角形があるとします。
そして、3つの頂点のところに、そのパックマンがあると想像してください。
次に、その三角形の3本の線分を消してください。

すると、3つのパックマンがバラバラの向きでおいてあるだけなのにもかかわらず
そこには消えたはずの三角形がはっきり浮かび上がって見えるのです。

つまり、そこに三角形があったほうがすっきりするので、脳の中で3本の線分を
自動的に書き込んでしまっているのです。

脳はいつでもこのような手助けをしてくれています。

でもこれって、ありがた迷惑なこともあるのです。
なぜならそれが「思い込み」ってやつの正体なんですから。

初めての方へ研修を探す講師紹介よくある質問会社案内お知らせお問い合わせサイトのご利用について個人情報保護方針

© FiveStars Academy Co., Ltd. All right reserved.