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講師ブログ

コクリコ坂から

アニメの巨匠宮崎駿氏の息子、吾朗監督の「コクリコ坂から」を見ました。

世間の批評はともかく、私には気持ちの良いとても素敵な作品だと思えました。
描かれていた時代が同じ世代であったせいもあるかも知れません。
家庭の様子、学校の様子、世間の様子に郷愁を感じ、何気ない一コマ一コマに
健全な人間関係が溢れている作品だと思いました。

この作品は、父と息子の白熱した大喧嘩の末に生まれたようです。
ドキュメント番組でその様子を生々しく知ることができました。
「トトロ」の生みの親である宮崎駿氏は、白髪の穏やかな優しい人だという印象がありましたが、
画面の中では終始怒りまくっていました。

ジブリのトップとして、大先輩として、その存在感は実に迫力がありました。
父と息子の壮絶な戦いの間でプロデューサーが微調節しながら、
作品は遅々とした歩みで出来上がっていきます。

遠慮のない怒り、歯に絹着せないダメだしに対して、息子は黙々と仕事を続けていきます。
ハラハラするような親子喧嘩を垣間見て、これも懐かしかったのです。

どちらかというと、ぶつかること、対峙する事を回避する向きにあるような現代で
がっぷり四つに組んだ親子の対決そのものも、今は失われつつあります。

穏やかで波風立たない日常が望まれるところですが、現実はなかなか難しい。
親子のみならず、良いものを作り上げるときには、しっかり相手と対峙し、
時には命がけで真剣に話し合う姿勢が必要なのだと思います。

「バカ野郎!出て行けー!」こう言われながら、育ってきた時代がひたすら懐かしい!

お盆

お盆には日ごろなかなか顔を合わせない親戚たちとの交流があります。
亡くなった方が生きているものたちを結び付けてくれる有難い慣習とも言えます。

子供のときには頻繁に訪れていた庭の木は半世紀を経過して大きく成長し、
また庭そのものの造作が変わっていたり、部屋が小さく感じられたりします。

無邪気に戯れていた従兄弟たちもすっかり年を重ね、毛髪、顔の表情、りっぱに出っ張ったお腹・・・
に一人ひとりの人生がにじみ出ています。
懐かしさを感じる従兄弟の顔の隣にその子供たちが並ぶと眩暈がします。
「えっとぉ・・・どなたでしたっけ?お名前は?おいくつ?」
遠慮なく尋ねていかないと知らない顔ばかりです。

皆様はご祖父様、ご祖母様のご兄弟をご存知でしょうか?
従兄弟さんたちの子供さんをどのくらいご存知でしょうか?

嫁入り先が遠い、転勤した・・・疎遠になってしまう原因はさまざまかも知れません。
ごちゃごちゃした人間関係は面倒だし、疲れるものとなるかも知れません。
人間の絆が大事だとわかった今、身近な絆から改めて大切にしていきたいと思います。

携帯電話

長年使用してきた携帯電話が壊れたので、思い切ってスマートフォンにしました。
最初は使い方に困惑しましたが、周囲の方々に教えられて、
慣れてきたらこんなに便利なものはありません。
これはすでに「電話」の域を超え、未来の扉をまた一つ開けられた気分で
好奇心が湧き上がります。

電車の中でも暇で退屈な時間がなくなりました。
本も新聞も読める、音楽も聴ける、調べ物もできる、方向音痴の私を目的地に案内する、
万能じゃないですか!!!

まるで宝物をゲットした想いでいましたが、この便利さと引き換えにした
「暇で退屈な時間」に未練が残ります。

「暇で退屈な時間」に私は思い切り頭の中で遊んでいました。
遠方に住む友人に想いを馳せ、その心中を模索しました。
季節によって姿を変える美しい車窓の景色を楽しみました。

乗り合わせた周囲の人たちを観察して微笑みました。
家族のごたごたも距離をおいて客観的に考えることができました。
「暇で退屈な時間」は頭の中にきらきらとした言葉の渦がとめどもなく湧き、
思考を通した学びの時間でした。

大学で教鞭をとる友人は「最近の子は話せない」と嘆きます。
私が目にするカップルも、向かい合って座っているのに、
終始それぞれの携帯とにらめっこしています。

家族の食事風景も親子して携帯に向かいます。
会話を、言葉を楽しむ時間が、便利さと引き換えに
失われてしまっているような気がしてなりません。

復興

春爛漫。今年はひとしお満開の桜に心癒されます。
薄桃色の花びらがことさら美しく思え、山の新緑や暖かな日差しに
思わず手を合わせたいような気持ちになります。
当たり前の生活の有難さが身に沁みます。

激震直後、携帯電話も使用不可能となり、私は幼子を抱える娘のもとに車を走らせました。
街のほとんどが停電となり、信号のつかない道路は、田舎街とはいえあちこちで大渋滞。
まさに非常事態の始まりでした。

人間の予想をはるかに超えた自然の驚異による無残な爪痕。
ありうべからざる原発事故。
受け止めるものの大きさに言葉を失います。

ガソリン給油に3時間4時間も待つ長蛇の列ができ、コンビニやマーケットの店頭から
次々と品物がなくなりました。
計画停電を湯たんぽやろうそくで凌ぎました。
不便ではありましたが、被災地を思えばたいしたことはありません。
ただ、この現状の中で多くを学ばなければならないと感じています。

余震を感じながらも無事にほとんどの新人研修を済ませることができました。
厳しい社会情勢の中、採用されてきた若人は皆優秀で、さわやか、元気、輝いて見えました。
研修終了後には益々頼もしく見えて、つい、ウルルとなりそうな場面もありました。

彼らを見ていて「復興」の文字が重なりました。
日本にはまだまだ力が溢れている。
日本の力はこれからだと思えました。今年、皆様と出会えたことを心から嬉しく思っております。
皆様の今後のご活躍を楽しみにしながら、私自身も皆様に負けないように日々努力して参ります。

開花

すっかり諦めていたシクラメンが窓際で可憐に咲き始めました。
痛々しいほどに細い茎に、うつむいたように白い花びらを持ち上げた姿が
実に健気で思わず、「頑張って!」とエールを送りたくなります。
その生命力に感嘆し、嬉しくなるとともに励まされます。

隣の鉢は更に小さくて貧弱なデンドロビューム。
土らしいものもなく、水をやっても吸収する様子も見えず、
それでも奇跡の3年。
春ごとに新しい茎に美しい豪華な花を咲かせます。

もともとあった茎は葉も落ち、老いた身をさらしています。
しかしこれは、若芽のために身をさらして貴重な養分となるのだそうです。
家族というものを俯瞰しているようにも思えます。

必要な条件が整えば、こうして植物は成長していきます。
溢れる日光は、お日様に任せ、あとはいいタイミングでの水分補給ということでしょう。
多くやりすぎると根腐りの原因となりますし、少なすぎれば枯渇します。

求める力、吸収する力は植物にも人間にもその成長に欠かせないと思います。
絶妙のタイミングで求めるもの、必要なものをお伝えできるようになりたいと思っております。

お正月に十分栄養補給いたしましたので、これらを養分として昇華させながら、
ご依頼をいただいた皆様のたくましく、美しい開花に備えて、日々の研修に臨んで参りたいと思っております。

本年も どうぞよろしくお願いいたします。

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