講師ブログ

秋頃、本を出版します

2012年05月09日

先日、単行本出版の打ち合わせのため出版社に行ってきました。

本のサイズはどうするか、タイトル決めに係るキーワードは何にするかなど、
いろいろな事柄について意見交換いたいました。

今回出版する本は、その内容から県の中小企業支援機関や商工会議所や商工会などの
経済団体の本棚に置いてある、というタイプのものになりそうです。

しかしそうは言っても、一般書店で一定の部数が売れるような書籍でないと
商業出版として成り立たないため、当然ながらこのあたりも意識して本をつくることになります。

これから出版社の方のお力をお借りしながら、原稿の詰めを行っていくことになります。
おそらく、今秋には出版が実現されると思います。
詳細が決まりましたらご報告いたします。


人に影響を与える

2012年04月18日

先日、あるカフェで仕事をしていたら、2人の男女の会話が耳に入りました。
男性が仕事のことを聞いています。
「今の仕事好き?」

女性の答えはこうでした。
「お客さんの身体がシェイプアップされていき、
性格も生き生きしてくるのが分かるので、もう楽しくて楽しくて・・・」

どうやら、女性は会員制のスポーツ施設に勤務しているようです。
「それじゃ、転職なんかは考えてないよね」
「もちろん! 私、今の仕事について語り始めたら長いわよ!
それほど、今の仕事が好きって感じ」
女性が活き活き働いている姿が目に浮かぶようです。

そこで、彼女のやりがいの源泉を考えてみました。
それは、「人に影響を与えることができる」からではないでしょうか。
自分に関係することだけでは、これほどのやりがい感は得られないかもしれません。

まさに押しつけではなく、自分の中からやる気が湧いてくる状態です。
心理学的に言うと「内発的動機づけ」そのものです。

翻って自分の仕事を考えてみました。
私の仕事は人財育成ですが、
この女性同様、つねに人に影響を与えたいと考えています。

研修受講者や支援先の社員(職員)の方々に対して、
良い意味での影響を与え続けることが、
私の仕事の価値であり、また使命でもあると思っています。

そして、心理学を学び始めて気づいたのですが、
人に影響を与えるためには、日頃の自己研鑽や切磋琢磨が不可欠なのです。


「学習」させる働きかけ

2012年04月11日

先日、あるファミリーレストランで家族で食事をしていたときのことです。
妻はハンバーグを注文しました。

メニューには、熱々のプレートの上にハンバーグが乗せてあり、
その周りにポテト、オニオン、ブロッコリといった野菜が飾り付けられていて、
見た目には大変おいしそうでした。

ところが、運ばれてきた料理を見て、妻は驚きの声を上げました。
メニューの写真と、あまりに違うのです。

ハンバーグは小さく、熱々どころか少し冷めているような様子です。
野菜もポテトはなく、オニオンは焦げたものが少し申し訳程度に添えられています。
ブロッコリに至っては、小さくてフニャフニャしたものが一つだけ。

早速店員を呼び「メニューのものとかなり違っていませんか?」と伝えました。
店員は「すみません。一度失礼いたします」とプレートを片づけていきました。

しばらくして、「お待たせいたしました」と再びプレートを持ってきました。
料理自体の見栄えは少しは良くなっていますが、
とても良い仕事をしているとは言い難い状況です。
もうこの店には二度と行かないと思いました。

チェーン店ですので、スタッフの教育は均一化されているはずです。
ではなぜこのような状況が発生しているのでしょう。

それは「学習」させる働きかけがなされていないからではないでしょうか。
「学習」を、心理学的に表現すると以下のようになります。

「ある経験を通して、認知や行動のしかたが比較的永続的に変化すること」

つまり、いくらマニュアルでメニューの盛り付け方や提供の仕方を学んでも、
本人が「よし、このような盛り付け、提供方法でお客様のテーブルにお持ちしよう」と認知し、
実際に行動として表出しなければ、仕事の質は良くなりません。

以前、ある研修でお会いした、ファミレスでアルバイト経験のある受講者は
こんなことを話してくれました。

「社員さんや先輩スタッフさんは皆、
熱々の状態で料理を出すことに細心の注意を払っていました。
それを見ていると、商品に対する熱い思いを感じ刺激を受けました。
また、社員さんや先輩スタッフさんは、仕事を教えてくれるとき
『皆でいい店つくろうよ!』と元気づけてくれました。
それがあったので一生懸命に仕事をしました。
学ぶことは大いにありましたよ。
社会人になってからも役立っています」

これが、「学習」させる働きかけということです。
いくら完璧なマニュアルを整備しても、結局はそれをオペレートする人間が問題なのです。
仕事に対する熱い想いがなければ、マニュアルは所詮、絵に描いた餅でしかないのです。


心理学を学びます

2012年04月04日

4月より大学院で、社会心理学・組織心理学に係るテーマを研究することになりました。

もちろん仕事には支障の出ないように、うまくスケジューリングしてあります。
この日程調整も苦労しましたが、 ここまでの道のりは長かったです。

私のように心理学以外の学科を卒業している場合は、
そもそも教員が受け入れてくれない可能性があるとのことでした。

そこで、3年間にわたり心理学の授業を受けたり、心理実験のレポートを書いたり、
心理学には必須の要件である統計学も学びました。

そして、大学の心理学科卒業と同じ意味を持つ資格に位置付けられている、
日本心理学会認定の心理士資格を取得しました。

さあ、これからが本番です。
大学院進学に向け、研究計画書を作成するのですが、書き方が分かりません。

そこで、研究計画書の書き方を知るため関連書を読みあさりました。
何となくイメージが湧いてきたので、次はテーマ設定ですが、これが難しい。

さんざん悩んだ挙句ようやくテーマも決まり、研究計画書を作成して、
いよいよ希望する大学院の教員の方に相談します。

そこで驚いたのが、私が設定したテーマはあまり研究がされていない分野とのことでした。
「よし!やってやるぞ!」と益々やる気が出てきました。

それからしばらくして入学試験がありました。
内容は筆記試験と口頭試問でしたが、面接官の方から
「英語の論文を読みこむのは避けては通れませんが、大丈夫ですね?」
と質問されました。

ちよっと不安になりましたが、「頑張ります!」と答えました。
やるしかないですね。
大学時代に1年間休学して留学した経験を活かすときが来たようです。

現在の仕事を減らすことなく取り組む勉強ですので、
結構忙しい日々になるだろうと覚悟しています。

しかしそんなことよりも、興味のある分野のことを学べる喜びと、
ビジネス・マネジメントと心理学を融合させた
新しい人財育成手法を開発できればという期待とで胸がいっぱいです。


新聞販売店の心遣い

2012年02月08日

先日、用事で何日か家を空けるため、新聞販売店に新聞の取り置きをお願いしました。
その後、予定よりも1日早く帰宅しましたので、
店に電話して、取り置きを切り上げてもらうことを伝えました。

「新聞の取り置きを明後日までお願いしていますが、
明日の朝刊で今までの分をまとめて持ってきていただけますか?」
「かしこまりました」

さて、用事が済んで電話を切ろうとしたときです。

「あのー、もしよろしければ今からお持ちいたしましょうか?」
「えっ?いいんですか?」
「はい。少しでも早くお読みになりたいかと思いまして」
「どうもすみません。それではお願いいたします」
「かしこまりました。15分程でお届けに伺います」

私はこの販売店の応対にとても感銘を受けました。
受身の姿勢で、言われたことだけをやるのではなく、
どうしたらお客様に喜んでもらえるかを考える。

町の小さな新聞販売店でも、ここまで心遣いしているのですね。
自分の仕事の進め方も含めて、反省させられるヒトコマでした。


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